大学入試制度改革まとめ

2018年4月21日段階でわかっている情報をまとめました。
間違いなどありましたら、問い合わせフォームからご連絡ください。

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センター試験が『大学入学共通テスト』へ

▼現行のセンター試験

・現行のセンター試験は2020年1月実施のテストがラスト(2019年度センター試験)。

・現行のセンター試験はマークシート式。

▼大学入学共通テスト

・2021年からは『大学入学共通テスト』を実施。

・『大学入学共通テスト』はマークシート+記述式(国・数の一部の問題)

・教科数は変わらず(全部で30教科)。

・数学が試験時間70分へ。国語が試験時間100分へ延長。

国語・数学Ⅰ・数学ⅠAで記述式問題を出題

▼国語

古文・漢文以外から約3問の記述問題を出題予定。

マークシート問題とは別の大問に記述問題が出題される。

▼数学Ⅰ・数学ⅠA

数学Ⅰの範囲から約3問の記述問題を出題予定。

マークシート問題と同一の大問から出題されることもある。

英語は四技能を問う試験へ

・現行のセンター試験は「読む」「聞く」にしか対応していない。

・大学入学共通テストでは四技能:「読む」「聞く」「書く」「話す」に対応したい。

・対応したいが「話す」の試験をいっせいに実施するのは難しい。よって民間の資格・検定試験を利用する。

・採用される民間の資格・検定試験は・・・

①英語検定

1次試験合格者が2次試験を受ける現在の方式は不採用。

2018年度より実施の四技能すべてをコンピュータで試験する方式が採用。

②TOEFL iBT

③TOEIC

④GTEC

⑤TEAP

⑥TEAP CBT

⑦ケンブリッジ英語検定

⑧IELTS

の8種類。

▼2021年~2024年に行われる大学入試(2020年度~2023年度入試)では・・・

(英語の話です)

・大学入学共通テストでマークシート式の試験を存続させる。

マークシート式の試験と民間の資格・検定試験の両方の受験を義務付ける

・民間の資格・検定試験の活用方法は・・・

(1)一定の基準を満たしていることを各大学の出願資格とする

(2)マークシート式の試験の得点に加点する

(3)(1)・(2)の両方を採用

とするガイドライン案が文部科学省から提示されている。

しかし東京大学は2018年3月10日、民間の資格・検定試験は合否判定に用いないことを発表しました。

つまりマークシート式の試験と2次試験(東大の独自検査)のみで英語の得点を決めるということ。


★4月28日追記
東京大学が大きく方針転換。
民間の資格・検定試験を合否判定に用いると発表しました
これで大きな流れは決まりですね。
↓東京大学の発表
https://www.u-tokyo.ac.jp/stu03/e01_admission_method.html

▼2025年以降に行われる大学入試(2024年度入試~)では・・・

・民間の資格・検定試験のみにする。

ですが、まだまだ変更はあるでしょうね。

大学への成績提供

▼マークシート式の部分

設問・分野・領域ごとの点数など詳細な点数提供が行われる予定。

今までは合計のみ提供だった。

▼記述式の部分

段階別評価による提供の予定。(3段階~5段階?)

どのような問題が出題されるのか?

2017年11月に高校2、3年を対象に試行調査(プレテスト)を実施しました。

あくまでも本番のテストとはちがい、正答率や採点に関する業務などについてデータを収集するための調査です。

本番で同じ問題が出題されるということはない、と文部科学省は言っています。

問題は公表されています。↓

http://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test_h29_01.html

同じマークシート式とはいえ従来のセンター試験とは大きく異なります。

数学ひとつとっても、数学っぽくない問題がずらり。

日常生活に数学を取り込んで考えてみよう・・・といった感じですね。

こういったものを出題できればなあ…と考えたうえでのプレテストのはずずです。
大学入学共通テスト、今までのセンターとはまったく形式は異なると考えてよさそうです。

しかし問題点も多く、設問によっては難度が高すぎて正答率が低いものもあったようです。

大学入試制度改革の課題

①採点に関する課題

採点は次のような方法で行われるそうです。

採点には正解の条件がいくつか提示されます。

その後、

①1つの回答を2人が採点し、その結果が一致した場合はそのまま結果を登録する。

②一致しない場合は、別の採点者が採点する。

これを一致するまで4段階くりかえします。

1つの回答の採点に最低でも2人、判断できない場合は5人以上が関わります。

これを外部業者にやってもらいますので

そのコスト・採点者の収集・採点者の質の保持・採点時間が果たして確保できるのか

という課題があります。

②民間の資格・検定試験に関する課題

この大きな改革の中でも英語は議論が紛糾。

例えばTOEICと英検は異なる試験です。

実施目的や実施結果の表し方も異なります

結果を英語の国際基準に換算するようですが、目的の違う試験を同じ基準にあてはめることが正しいのか?という疑問は尽きないようです。

さらには検定試験によっては年間の実施回数、実施方式、実施費用など違います。

住んでいる場所によっては「英検を受けやすいが、TOEFLを受けにくい」など差があるかも。

家庭の収入によってさまざまな検定を受けられる子もいれば、1つしか受けられないなどの差も考えられますよね。

このように異なる検定の存在自体が差を不公平さを生んでしまうのではないか?という問題があるわけです。

すべきこと

何はともあれ情報収集です。

同じ問題が出ないとはいえプレテストも何度か目を通しておくべきでしょう。

この問題をもし出題できたら…と考えたうえでの出題のはずです。

※2018年11月にもプレテスト(試行調査)は実施の予定です。

また各予備校などにとっては集客のチャンス。
ですから、分析を緻密に行ってHP上で公表したり、プレテストの解説動画をつくっていたりするところさえあります。

入塾しなくてもホームページを見るだけでも情報収集できますよ。

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