このページは2018年11月の理科の時事問題に出題されそうな出来事を掲載しています。
覚えておくべき用語は●○●○●のように黄色の下線を引いています。
間違いなどあればお問い合わせまで教えてください。
2018年11月の時事問題
■温室効果ガスの濃度が観測史上最高に
11月22日、二酸化炭素などの主要な温室効果ガスの2017年の世界平均濃度は、いずれも観測史上最高を更新したとWMO(世界気象機関)により発表された。
※温室効果ガス…二酸化炭素やメタンなど。熱を逃がしにくい気体。これらの気体が増えることによって地球温暖化が起こるとされている。
■風疹の5年ぶり大流行
11月20日、風疹(ふうしん)の今年の合計患者数が2千人を超えたと明らかにした。2012~13年の全国的な流行以来5年ぶり。
※風疹(ふうしん)…ウイルス感染症の一種で、風疹ウイルスにより発疹、発熱などの症状が現れる。日本では「三日ばしか」として知られる。
■スーパーアースを6光年先に発見
11月14日、太陽に最も近い恒星を公転しているスーパーアース(巨大地球型惑星)を発見したと書かれた研究論文が発表された。
この惑星は、太陽系から6光年の距離にあるバーナード星のまわりを公転しており、現在のところ「バーナードスターb」と呼ばれている。
太陽系外にある惑星の中でも地球から2番目に近い。
■氷河の下にクレーター
11月14日、グリーンランド西部の氷河の下に見つかったくぼみが、隕石の衝突でできたクレーターだったことを確認したと、デンマークなどの国際研究チームが発表した。
グリーンランドの氷河の下にクレーターが発見されたのは初めてのこと。
■日本人によるすい星発見
11月12日、国際天文学連合は、日米のアマチュア天文家3人が見つけたすい星(彗星)をマックホルツ・藤川・岩本彗星と名付けた。
この新しいすい星は香川県観の藤川繁久さんと徳島県阿波市の岩本雅之さんが発見。2人の発見の約7時間前、米カリフォルニア州のD・E・マックホルツさんも見つけていた。
日本人によるすい星発見は5年ぶり。
新天体の発見は大型望遠鏡での観測とコンピューター解析が主流。
しかし岩本さんは自宅からデジタルカメラで地平線近くの東の空を複数枚撮影して発見。
大型望遠鏡が使われていない状況での発見となった。
※すい星(彗星)…だ円を描きながら太陽のまわりを公転する天体。ハレーすい星などが有名。
■小型カプセルが地球に帰還
11月11日、国際宇宙ステーション(ISS)の実験で作成した試料を収納し、物資補給機こうのとり7号機から分離したカプセルを回収することに成功したと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発表した。
日本がISSの物資を独自に回収したのは初めて。
■2年ぶりにエルニーニョ現象が発生
2016年春以降、約2年ぶりにエルニーニョ現象が発生。
また、今後春にかけてエルニーニョ現象が続く可能性が高いとのこと。
※エルニーニョ現象…太平洋の東部で海面水温が平年より高く、西部で海面水温が低くなる現象。この水温の変化によって、日本では冷夏、暖冬となる傾向がある。
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