2019年2月の理科時事問題

このページは2019年2月の理科の時事問題に出題されそうな出来事を掲載しています。
覚えておくべき用語は●○●○●のように黄色の下線を引いています。
間違いなどあればお問い合わせまで教えてください。

 

 

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2019年2月の理科時事問題

■はしかの大流行

2月26日、国立感染症研究所が、今年に入ってからの麻疹(はしか)の患者数が2月17日までで222人になったと発表した。直近の1週間では48人が新たに感染し、過去10年間で最多ペースとなっている。

 

はしかは、ウイルスに感染後、約10日ののち、38度前後の熱やせきなどの風邪に似た症状がみられる。
2~4日続いた後、いったん熱は下がるが、再び39度以上の熱や発疹が出る。
患者のくしゃみなどで空気中に浮遊するウイルスを吸い込んだだけでもかかる。
手洗いやマスクでは防げず、免疫がなければほとんど発症する。

 

 

 

■世界最大のハチを発見

インドネシアの北モルッカ諸島でこのほど、世界最大とされるハチ「ウォレスズ・ジャイアント・ビー」が見つかった。
このハチは1981年を最後に目撃例が途絶えており、科学者の間では絶滅が危惧されていた。
このハチの翼幅は約6.4cmで、体は人間の親指ほどの大きさがある。

 

 

 

■はやぶさ2が小惑星に着陸成功

2月22日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は「小惑星探査機はやぶさ2が、地球と火星の間にある小惑星リュウグウへの着陸に成功したと判断した」と発表した。

 

小惑星に着陸したはやぶさ2は、2005年に小惑星イトカワへ着陸した先代「はやぶさ」に次ぐ2機目。

 

今回は、リュウグウ表面の直径6メートルの円内という非常に狭い場所への着陸を目指していた。

 

 

 

■リュウグウノツカイの人工ふ化成功

沖縄の研究機関が、巨大深海魚リュウグウノツカイの人工授精と人工ふ化に、世界で初めて成功したと発表した。

 

沖縄美ら島財団総合研究センターによると、全長およそ3mのリュウグウノツカイ2匹から、精子と卵子を取り出し、人工授精に成功。

 

卵から、およそ20匹がふ化したという。
稚魚は、全長およそ7mmまで成長し、特徴である長く伸びた背びれも確認された。
その後、3種類の水槽に分けて飼育し、成長させようと試みたが、19日までにすべて死んでしまったという。

 

 

 

■スーパームーンの観測

2月20日、今年見える満月のうちで最も大きな満月(スーパームーン)が見られた。

 

月の公転軌道は楕円であるため、月と地球との距離が約36万kmから40万kmの間で変化する。

その最接近のタイミングと満月となるタイミングが近いときに、月が大きく見える。

 

 

 

■火星探査車の運用終了

2月13日、米航空宇宙局(NASA)は、2004年1月の火星着陸以来、約15年にわたり火星表面を観測してきた探査車オポチュニティーの運用を終了すると発表。

 

昨年、火星で大規模な砂嵐が発生した後、6月10日を最後に音信不通になっていた。

 

8カ月にわたり復旧を試みたが、12日夜に送った信号にも応答がなく、断念した。

 

オポチュニティーは2003年7月に打ち上げられ、2004年1月に火星に着陸した。
これまでに多数の画像を撮影し、地球に送信。
火星で隕石を初めて見つけたほか、地形や岩石の成分や構造を観測し、かつて水が存在し、温暖で生命が存在できる環境だったことが分かった。

 

 

 

■豚コレラの大流行

岐阜県の養豚場で国内10例目となる豚コレラの感染が確認された。

 

3キロほど離れた場所でイノシシに陽性反応が出ていた。
このため、10例目は、感染したイノシシがウイルスを運び、豚に感染した可能性が高いと判断した。

 

豚コレラに感染したイノシシは2月21日時点で、岐阜県で170頭、愛知県で10頭確認されている。

 

農林水産省は野生イノシシが感染を媒介しているとして、イノシシへのワクチン使用を決定。イノシシに豚コレラワクチンの投与は、日本では初めて。

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