中2生物【セロハン膜の対照実験】

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1.だ液のはたらき

■だ液のはたらき

だ液は消化液の1つ。

食物の分解を助ける消化酵素アミラーゼを含んでいる。

デンプンを麦芽糖に変えるはたらきがある。

 

■ヨウ素液

デンプンに反応して青紫色になる。

 

■ベネジクト液

麦芽糖やブドウ糖に反応して赤褐色になる。(糖の種類までは判別できない。)

沸騰石を入れて加熱するという操作が必要。

 

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2.デンプンと糖の大きさを比べる実験

デンプンの粒子と麦芽糖の粒子の大きさを比べる次のような実験があります。

 

実験

セロハンでできた袋を2つ用意します。

袋のうち1つには、だ液とデンプンを入れておきます。

もう1つの袋には、水とデンプンを入れておきます。

 

この袋をそれぞれ40℃の湯が入ったビーカーX、Yにしばらくつけておきます。

※40℃にしておくのは、だ液が体温付近で最もよく働くからです。

 

しばらく放っておきます。

そしてビーカーXの袋の外側をa、内側をb、ビーカーYの袋の外側をc、内側をdとします。

このa~dの液をペトリ皿に入れ、ヨウ素液とベネジクト液で色が変化するかを調べます。

 

 

実験の結果

麦芽糖は、デンプンが分解されたもの。

 

よってその大きさは

デンプンの粒>麦芽糖の粒

という順です。

 

実はセロハンには小さな穴が開いています。

その大きさは、

デンプンの粒より小さい・麦芽糖の粒よりは大きい

のです。

 

大きい順に並べると

デンプンの粒>セロハンの穴>麦芽糖の粒

となっています。

 

ビーカーXでは・・・

袋の中にははじめデンプンとだ液が入っていました。

しばらく置いておくとデンプンは麦芽糖へと分解されます。

 

麦芽糖の粒はとても小さいので、セロハンの穴を通り抜けて袋の外側(aの部分)まで出てきてしまいます。

つまり、aにもbにも麦芽糖があります

 

ビーカーYでは・・・

袋の中にははじめデンプンと水が入っていました。

しばらく置いておいてもデンプンのまま変化しません。

 

デンプンの粒は大きく、セロハンの穴を通り抜けることができません。

つまり、デンプンはdにはあるがcにはない、ということになります。

 

まとめ

以上のことから結果をまとめましょう。

a・・・麦芽糖あり

b・・・麦芽糖あり

c・・・デンプンも麦芽糖もなし

d・・・デンプンあり

 

さらに表にまとめましょう。(↓の表)

 

対照実験として比較してみましょう。

※対照実験についての考え方は→【対照実験とは】←を参考にしてください。

 

 

bとdを比べてみる

bとdの条件のちがいは

b・・・だ液あり  d・・・だ液なし

 

bとdの結果のちがいは

b・・・デンプンなし 麦芽糖あり  d・・・デンプンあり 麦芽糖なし

 

よって

だ液があることによってデンプンはなくなり、麦芽糖ができた

ということが言えます。

 

aとbを比べてみる

aとbの条件のちがいは

a・・・セロハンの外側  b・・・セロハンの内側

 

aとbの結果は

a・・・麦芽糖あり  b・・・麦芽糖あり

 

よって

麦芽糖はセロハンを通り抜けた

ということが言えます。

 

cとdを比べてみる

cとdの条件のちがいは

c・・・セロハンの外側  d・・・セロハンの内側

 

cとdの結果のちがいは

c・・・デンプンなし  d・・・デンプンあり

 

よって

デンプンはセロハンを通り抜けなかった

ということが言えます。

 

POINT!!

・大きさの順番は・・・

デンプン>セロハンの穴>麦芽糖

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