2021年10月の理科時事問題

このページでは2021年10月の理科の時事問題に出題されそうな出来事(理科的ニュース)を掲載しています。

間違いなどあればお問い合わせまで教えていただけると助かります。

スポンサーリンク

2021年10月の理科時事問題

太陽フレアの発生

10月29日(日本時間)、太陽の表面で「太陽フレア」と呼ばれる大きな爆発現象が起きた。

太陽フレアは表面の黒点と呼ばれる場所で起きる。

※黒点は太陽の表面(約6000℃)より温度が低い(約4000℃)ところ。

放出されたガスが地球にぶつかって地磁気が乱れ、無線通信が乱れたり、全地球測位システム(GPS)の誤差が大きくなったりする可能性がある。

 

H2Aロケット打ち上げ成功、38機連続

10月26日、人口衛星「みちびき」の後継機を載せたH2Aロケット44号機を種子島宇宙センターから打ち上げた。

H2Aロケットの打ち上げ成功は2005年の7号機から38機連続での成功となった。

みちびきは日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担っている。位置情報の精度の向上や、災害情報など各種サービスを提供している。

44号機の打ち上げは当初25日のだったが、天候悪化が予想され延期していた。

 

近畿地方で最も早い木枯らし1号

10月23日、大阪管区気象台は、近畿地方で「木枯らし1号」が吹いたと発表。

昨年と同じで、記録が残る1955年以降で最も早い木枯らし1号となった。

木枯らし1号とは、西高東低の冬型の気圧配置となってその年初めて吹く北よりの強い季節風のことを言う。

 

戦後最大級 小笠原諸島海底火山の噴火

今年8月におきた小笠原諸島の海底火山の噴火は、噴煙が高さ16kmまで上がり、戦後最大級の噴火だったことが分かった。

この噴火では大量の軽石が海流にのって沖縄県などの海辺に漂着して港を埋め尽くすなど、漁業被害が出ている。

海上を漂う軽石などから推定した放出されたマグマなどの量は、1億m3から5億m3にのぼるとみられる。

この量は国内の噴火としては鹿児島県桜島の大正噴火につぐクラスで、戦後では最大級とのこと。

 

オリオン座流星群がピーク

オリオン座流星群が10月21日午後9時ごろ(日本時間)に極大。

オリオン座流星群は、毎年10月21日ごろに活動のピークを迎える流星群。スピードが速く、火球や流星痕が出現することがある。

 

探査機ルーシーが木星トロヤ群へ

10月16日(米国時間)NASAの新たな探査機「ルーシー」が打ち上げられた。

ルーシーは、木星軌道の小惑星群「木星トロヤ群」の観測を目指している。

ルーシーはそれらの小惑星から1000km以内を飛行する予定で、成功すれば単独の探査機が訪問した小惑星数の最大記録を更新することになる。

2025年に火星と木星の間に位置する小惑星帯にある最初の目標に到達。そこからトロヤ群に移動して、2027〜2033年にかけて観測を続けていく。

 

ペルセウス座流星群がピーク

ペルセウス座流星群が、8月13日午前4時ごろ(日本時間)に極大を迎えた。

日本国内は雨や曇り空のところが多く、観測は難しかった。

北米では、流星群のピークは8月12日~13日の夜と予想されていたが、8月14日深夜に、1分間に何個もの、あるいは1秒間に何個もの流星を観測したという報告があった。

毎年ほぼ安定して、多くの流星が流れる3つの流星群「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」は、「三大流星群」と呼ばれる。

 

10月なのに真夏日続出

気象庁によると、10月上旬の平均気温は平年と比べ、北日本で1.9度、東日本で2.8度、西日本で3.0度高いとのこと。

11月3日には、大分県日田市は猛暑日(最高気温が35℃以上の日)となる35・7度を記録。10月の過去最高にあと0.3度まで迫り、全国歴代2位だった。

札幌市でも11月4日に27.3度を記録して10月の過去最高になった。11月4日の青森市の30.3度は、歴代で最も遅い真夏日(最高気温が30℃以上の日)となった。

暑さの原因は、太平洋高気圧とされる。気象庁によると、10月に入って太平洋高気圧が日本列島全体をおおう日が続いたとのこと。

 

2021年のノーベル物理学賞に真鍋淑郎さん

2021年のノーベル物理学賞の受賞者が発表され、アメリカ国籍を取得している真鍋淑郎(まなべ・しゅくろう)さん(90)が選ばれた。

真鍋さんは、大気と海洋を結合した物質の循環モデルを提唱し、二酸化炭素濃度の上昇が地球温暖化に影響するという予測モデルを世界に先駆けて発表した。

コメント(承認された場合のみ表示されます)

タイトルとURLをコピーしました