このページでは2022年7月の理科ニュース・理科の時事問題になりそうな出来事をまとめています。間違いなどあれば、お問い合わせまでご連絡ください。
2022年7月の理科時事問題
各地で猛暑日
埼玉県や群馬県、山梨県で40℃以上を記録するなど、各地で猛暑日が相次いだ。
最高気温が35℃以上の日を猛暑日、30℃以上の日を真夏日、25℃以上の日を夏日という。
みずがめ座δ南流星群が極大
7月30日、みずがめ座δ(デルタ)南流星群の活動が極大。
やぎ座α流星群の活動も同じ日に極大になるほか、この時期はペルセウス座流星群を含め複数の流星群が活動している。
桜島で噴火が発生
7月24日、鹿児島県の桜島で、噴火が発生したとして、気象庁は噴火速報を発表。
桜島の爆発は今年に入ってから8回目。 また、桜島で噴火速報が発表されるのは2021年4月25日以来、約1年3か月。
WHO、サル痘で「緊急事態」を宣言 欧州などで感染拡大
7月23日、世界保健機関(WHO)は「サル痘」の流行拡大について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」だと宣言。
WHOが出す警告の中で最も強いもので、世界的な感染者の急増を受けて決定された。
24年ぶり夜の火星食
7月21日深夜から22日にかけて、火星食が九州・沖縄を除く日本各地で起こった。
火星食とは、火星が月の背後に隠される現象のこと。夜に国内で火星食が見られるのは約24年ぶり。次回、日本で夜に観察できる火星食は2042年3月4日になる。
生きた化石の深海ザメ水揚げ 台湾
7月17日、台湾東部の漁港で、深海に生息し「生きた化石」と称されるカグラザメが水揚げされた。
捕獲自体がまれである上に、長さ3m95cm、重さ570kgととても大型のものであった。
カグラザメは世界各地の水深200~2500mの深海に生息する。地元漁業者によると、今回捕獲されたのは水深300~400mだった。
通常のサメには5対あるエラの穴がカグラザメには6対あるなど、原始的なサメの特徴を持つ。生態はまだ多くが謎に包まれ、各国で調査研究が進められている。
小惑星ベンヌの地表分析 NASA
米航空宇宙局(NASA)は、小惑星「ベンヌ」の地表の岩石の密度や結びつきの力がとても弱く、もろいがれきのようになっているのが分かったと発表した。
2020年に米国の探査機が土壌試料(サンプル)を採取するためへベンヌに着地した時の様子を分析した。
探査機は2023年に地球に帰還予定。日本の「はやぶさ2」とともに太陽系の成り立ちの謎の解明につながるか注目されている。
草食恐竜イグアノドン、国内最古の化石発見
7月2日、徳島県立博物館は、徳島県内の中生代白亜紀前期(約1億3000万年前)の地層からイグアノドン類の尾椎(びつい)の化石が見つかったと発表。
イグアノドン類の歯以外の化石としては国内最古という。イグアノドン類は草食の恐竜。
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