このページでは2022年11月の理科の時事問題で出題されそうな理科ニュースをまとめています。
間違いがあればお問合せまでご連絡ください。
2022年11月の理科時事問題
マウナロアが噴火
11月27日(現地時間)、ハワイのマウナロア火山が噴火。
マウナロアは世界最大の活火山で、傾斜がなだらかな楯状火山。
初の新型コロナの国産の飲み薬
11月22日、厚生労働省は、塩野義(しおのぎ)製薬が開発した新型コロナウイルス感染症の軽症患者向け飲み薬「ゾコーバ」を緊急承認した。
12月から初の新型コロナの国産の飲み薬として医療現場で使われる。
日本の無人探査機 月面着陸断念
11月22日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、日本の無人探査機「OMOTENASHI(オモテナシ)」による月面着陸の実施を断念したと発表。
OMOTENASHIはアメリカ航空宇宙局(NASA)の「アルテミス計画」の一環として11月16日に打ち上げられた。
無人探査機による日本初の月面着陸を目指していた。
JAXAによると、OMOTENASHIは姿勢制御を当初の計画通りに行うことができず、光電池を太陽とは反対側に向けたまま機体が回転する状態になっていた。そのため、バッテリーの電圧が不足したことで通信が途絶えていた。
宇宙船オリオンの打ち上げ成功 月に最接近
11月16日(米国時間)、アメリカ航空宇宙局(NASA)の大型ロケット「SLS」が打ち上げられた。その2時間後、無人試験飛行の宇宙船「オリオン」を正常に分離して、打ち上げは成功した。
11月21日(米国時間)、宇宙船「オリオン」は、月に最接近して上空約130kmの距離を通過した。
オリオンの飛行は、アルテミス計画の第一弾。史上初めて宇宙飛行士を常駐させる月面基地の確立を目指し、将来的に火星へ到達するための道筋とする計画。
オリオンは人が乗ることを想定しているが、アルテミス計画の第1弾となる今回はマネキンのみを搭載した。
世界人口80億人を突破
11月15日、国連は、世界の総人口が80億人に達したと発表。
人口増加の理由として『医療技術や保健衛生の進歩で平均寿命が延びたこと』『母子の死亡率が大幅に低下したこと』などが挙げられている。
442年ぶりの「皆既月食&天王星食」
11月8日、皆既月食と天王星食が同時に日本全国で観測された。
月食は、月・地球・太陽の順に3つの天体が並び、地球の影に月が入ること。ほとんどの光は月に当たらず、月は暗く赤く見える。
天王星食は、天王星が月に隠される現象。天王星の前を月が通過する。
皆既月食と天王星食が同時に起こるのは442年ぶりとのこと。
COP27開催
11月6日~11月18日、エジプトのシャルムエルシェイクで、地球温暖化対策を議論する国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)が開催された。
昨年のCOP26では、温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」の運用ルールが決まり、各国の温室効果ガス削減は実行段階に移った。
今回は、気候変動に伴う被害を受けた途上国支援のための基金を設立することに合意し、閉幕した。
コメント(承認された場合のみ表示されます)