2021年8月の理科時事問題

このページでは2021年8月の理科の時事問題に出題されそうな出来事(理科的ニュース)を掲載しています。

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2021年8月の理科時事問題

4本足の新種クジラの化石、エジプトで発見

エジプトの科学者チームが、足が4本ある新種のクジラの化石を発見したと8月25日に発表。

25日の発表によると、この化石は約4300万年前に生息していた水陸両生のクジラ「フィオミケトゥス・アヌビス」のもので、エジプトの砂漠で見つかった。

現代のクジラの祖先は、約1000万年前に陸上で生活していたシカに似た哺乳類から進化したと考えられている。

フィオミケトゥス・アヌビスは体重が推定約600㎏、体長は約3mで、獲物を捕らえるための強力なあごを持ち、水陸の両方で生活していたとされる。

今回が初めてではないが、フィオミケトゥス・アヌビスはアフリカで見つかった中で最古の半水生のクジラとみられる。

 

九州や中国地方を中心に豪雨

8月11日から九州や中国地方を中心に大雨が見られた。

九州や中国地方では特別警報が何度も発表され、各地に甚大な被害をもたらした。

この豪雨をもたらしたのは日本列島に21日ごろまでとどまった停滞前線

今回の雨量は8月としては統計開始以来1位。

 

ペルセウス座流星群がピーク

極大(最大数の流星が現れる)は8月13日の4時ごろ。

8月11日夜から12日未明と8月13日夜から14日未明にかけても多数の流星が現れた。

ペルセウス座流星群は三大流星群の1つ。毎年、最大級の流星数を誇る。

※三大流星群・・・しぶんぎ座流星群(1月)、ペルセウス座流星群(8月)、ふたご座流星群(12月)

 

メダカの祖先は恐竜絶滅前から存在していた

琉球大や東北大ら国内外の20の研究機関から成る国際共同研究チームは8月4日に、メダカ科の魚類の系統樹を推定したものを発表。

それによるとメダカ科の共通祖先は約7400万年前にインドで誕生した「セトナイメダカ」と分岐。

恐竜など生物が大量絶滅した中生代終わりの時代も生き延びて日本を含むアジアに分布を拡大していったと考えられる。

メダカ科の魚類はこれまでに37種類が知られており、東南アジアを中心にインドから日本列島まで広く分布しているが、その共通祖先がいつどこで誕生したかについては明らかでなかった。

 

世界の気温、20年以内に「1.5℃上昇」

8月9日、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、地球温暖化についての最新の報告書を公表。

今後20年以内に産業革命前からの気温上昇が1.5℃に達する可能性があるとした。

また温暖化の原因は人類が排出した温室効果ガスであることについて、「疑う余地がない」と従来の表現より踏み込んで断定した。

1.5℃の気温上昇がみられると、多くの極端な熱波や干ばつ、大雨や洪水の発生、海面上昇がもたらされると考えられている。

さらに、今世紀中に排出を「実質ゼロ」にしなければ、2度を超える可能性が非常に高い、とした。

温暖化対策の国際ルール「パリ協定」では、気温上昇を2℃よりかなり低く、できれば1.5℃に抑える目標を掲げている。

6月の主要7カ国(G7)首脳会議でも、共同声明で「1.5度に抑えることを射程に入れ続けるために努力を加速させる」とするなど、国際目標になっている。

 

新種のハゼ

高知県大月町の柏島沖で見つかったハゼが新種とわかった。

宝石のような特徴的な尾びれの模様から、「ホウセキイレズミハゼ」と命名された。

新種のハゼは、黒潮生物研究所が中心となって実施している事業で昨年1月に偶然見つかった。

体長約3cmで尾びれの上下に黒い斑紋が一つずつあり、一目で特徴的だったことから研究チームは新種と判断した。

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