このページでは2022年3月の理科の時事問題として出題されそうな出来事(理科的ニュース)を掲載しています。
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2022年3月の理科時事問題
食べられる培養肉の作成 国内で初めて成功
日本初となる「食べられる培養肉」が登場。
「培養肉」とは、動物の細胞を研究室で育ててつくる肉のことで、日清食品ホールディングスなどは、すべて食べられる素材のみで「培養肉」を作ることに、日本で初めて成功したと発表した。
日清は2025年3月までに、「培養ステーキ肉」の実現を目指している。
春分の日
3月21日は春分の日だった。
春分の日は、日の出から日の入りまでが12時間。
また日の出の方角が真東、日の入りの方角が真西になる。
貴金属8元素混ぜた合金 京大が成功
金や銀、白金などの貴金属と呼ばれる8種類の元素を全て混ぜた合金の開発に世界で初めて成功したと、京都大などの研究チームが発表。
水の電気分解で水素を取り出すための触媒(しょくばい)として、今まで使っていた白金と比べ10倍以上の性能があるとのこと。
貴金属と呼ばれる8つの元素は金・銀・白金・パラジウム・ロジウム・イリジウム・ルテニウム・オスミウム。いずれも希少でくさりにくい性質がある。これまでは、水と油のように混ざらない組み合わせがあり、全て合わせるのは困難と考えられてきた。
国内最高齢アフリカゾウ「アコ」天国へ
3月14日、東京の多摩動物公園(東京都日野市)は、国内最高齢のアフリカゾウのメス「アコ」(推定57歳)が死んだと発表した。
アコは、ケニア生まれで、1967年7月に来日後、園で飼育されてきた。昨年12月から消化機能の不調などが見られるようになり、今月12日朝には立てなくなった。点滴をするなどしたが、12日昼過ぎに呼吸不全を起こして死んだという。
最古のタコの祖先化石発見 名前に「バイデン」
約3億3千万年前のタコの祖先の化石が米国で発見された。3月8日、科学誌に論文が掲載された。
吸盤を持つ腕を発達させたコウモリダコやタコの仲間の新種で、タコの起源に迫る発見とのこと。
論文の投稿時に就任したバイデン大統領の名前にちなみ、「シリプシモポディ・バイデニ(Syllipsimopodi bideni)」と命名された。
からだがやわらかいタコの仲間は、化石になることが珍しい。モンタナ州で見つかった化石(全長約12cm)は保存状態がよく、イカのように10本の腕を持ち、細長い形だった。
パプアニューギニアで大規模な噴火
3月8日(日本時間)、南太平洋のパプアニューギニアのマナム火山で、大規模な噴火が発生した。
津波は観測されていないという。
気象庁によると、この噴火で、噴煙がおよそ15kmまで達したという。
使用済みロケット、月の裏側に衝突か
科学者の軌道計算によると、長年にわたって宇宙を漂っていた使用済みロケットが3月4日に月に衝突した。ただし、直接観測できておらず、画像確認にも時間がかかる可能性がある。
約4tのロケットは時速9300kmで月に衝突し、直径10~20mのクレーターができた可能性があるという。
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