このページでは2022年5月の理科的ニュース・理科の時事問題になりそうな出来事をまとめています。間違いなどあれば、お問い合わせまでご連絡ください。
2022年5月の理科時事問題
サル痘
5月、天然痘(てんねんとう)の症状に似た感染症「サル痘(さるとう)」の感染者がイギリスにて報告された。
その後も欧米を中心に増加。
世界保健機関(WHO)は各国に警戒を呼びかけている。
400年ブナ、倒れる
秋田県藤里町の国有林に自生していた、通称「400年ブナ」が倒れた。
このブナの樹齢は400年以上とされ、白神山地の秋田側のシンボル的な存在だった。
樹勢が衰えていたうえに、風雪に耐えられなかったとみられ、根元から折れていた。
チバニアンの地層にゴールデンスパイク設置
5月21日、チバニアンの地層にゴールデンスパイクを設置された。
チバニアンの地層は、2020年1月17日に国際地質科学連合によって、GSSP(国際境界模式地)として日本で初めて承認された。
GSSPとなったポイントには、「ゴールデンスパイク」と呼ばれるモニュメント等が設置されることが慣例となっており、今回もゴールデンスパイクを設置された。
天の川銀河の中心にある巨大ブラックホールの撮影に成功
2022年5月12日、天の川銀河の中心にある巨大ブラックホール「いて座A*(エースター)」の撮影に初めて成功したと発表。
この撮影にあたっては、世界中の研究機関で造り上げた、地球規模の電波望遠鏡「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」が活躍。
ミドリガメやアメリカザリガニの販売など禁止へ
5月11日、改正外来生物法が参議院本会議で可決・成立。
今後政令を定めるなどの手続きを経て、「ミドリガメ」や「アメリカザリガニ」を販売することや自然に放つことが禁止されることとなる。
このほか改正法には、強い毒を持ち国内への定着が懸念されるヒアリを念頭に、緊急的な対処が必要な外来種が輸入品に付着しているおそれがある場合、通関後でも立ち入り検査をしたり、廃棄の命令を出したりできる措置も盛り込まれた。
外来種は、本来その土地にすんでいなかった生物が外部より持ち込まれて定着したもの。もとの生態系への悪影響を与える可能性もある。
みずがめ座η(エータ)流星群の活動がピーク
5月6日、みずがめ座η(エータ)流星群の活動がピーク。
みずがめ座η流星群は、毎年5月のゴールデンウィーク終盤に活動の極大を迎える流星群。
母天体はハレー彗星で、秋に極大を迎えるオリオン座流星群と同じ。
コメント(承認された場合のみ表示されます)