2023年3月の理科時事問題

このページでは2023年の3月の理科ニュースを掲載しています。

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2023年3月の理科時事問題

H3ロケット打ち上げ失敗

3月7日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業の新型ロケット「H3」の初号機が、打ち上げに失敗。

2月17日の打ち上げでも、電気系の不具合が起きて直前で中止になっていた。

H3ロケットはJAXAと三菱重工業が共同開発している大型ロケット。現在の主力ロケット「H2A」の後継機となる。

だいち3号を搭載しての打ち上げだったが、打ち上げ失敗による破壊指示で、だいち3号も消失した。

 

若田光一さんが帰還

宇宙飛行士の若田光一さんらを乗せた宇宙船クルードラゴン(スペースX社)が日本時間の3月12日午前、地球に帰還した。

若田さんらは日本時間で11日午後に国際宇宙ステーション(ISS)を出発。今回、日本人最多となる5回目の宇宙飛行で、自身初となる船外活動などを行った。

宇宙滞在は通算500日を超えた。

 

観測史上最も早い開花 東京

3月14日(火)、東京・靖国神社の桜が開花したと発表された。

2020年や2021年と並び観測史上最も早い開花となった。

 

新たなゲノム編集食品を受理 厚生労働省

厚生労働省は、遺伝子を効率よく改変するゲノム編集技術を使って開発されたトウモロコシをゲノム編集食品として受理した。

ゲノム編集食品の受理は今回で4例目。海外企業の製品であり、その受理は初のこと。

このトウモロコシは「ワキシーコーン」と呼ばれ、甘さは弱いが、加熱するともちもちとした食感が出るのが特徴。

ゲノム編集食品とは、ゲノム編集技術を応用した品種改良でつくられた農畜水産物のこと。

ゲノム編集技術では人の手により突然変異を起こし効率よく品種改良を行う。

 

温室効果ガス 2035年には60%の削減が必要

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、3月20日に現状の温室効果ガスに関する報告を公表。

パリ協定の目標(産業革命前からの気温上昇を1.5℃以内におさえる)の達成には、各国の現状の削減目標は「極めて不十分」と指摘。

少なくとも2025年までに世界の温室効果ガス排出量を減少に転じさせ、2030年には43%程度削減(2019年比)し、2035年に60%減らす(2019年比)必要があるとした。

 

初の国産量子コンピューター稼働へ

3月24日、理化学研究所などの研究グループは、開発を進める国産初の量子コンピューターについて、3月27日からクラウドを通じた外部利用の開始を発表した。

量子コンピューターは原子や電子などを扱う量子力学の原理を応用して、超高速な計算を実現するコンピューター。全ての分野でスーパーコンピューターを上回るわけではないが、さまざまな分野で高い性能を発揮すると期待されている。

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