2021年5月の理科時事問題

このページでは2021年5月の理科の時事問題に出題されそうな出来事(理科的ニュース)を掲載しています。

間違いなどあればお問い合わせまで教えていただけると助かります。

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2021年5月の理科時事問題

スーパームーンの皆既月食

5月26日の夜、観測地を日本として皆既月食が起こった。

皆既月食は、満月が地球の影に完全に隠されて赤黒く見える現象。

くわしくはこちら →【日食と月食】←

全国的に皆既月食が見られるエリアに入るのは、2018年1月31日以来で、約3年ぶりのこと。

また、26日の満月は今年一番大きく見える満月で「スーパームーン」とも呼ばれる。

 

近畿が統計史上最も早い梅雨入り

5月16日、気象台は近畿地方、東海地方が梅雨入りしたとみられると発表。

近畿では例年より21日も早く、統計史上最も早い梅雨入り。

東海も例年より21日早く、こちらは統計史上2番目に早い梅雨入り。

 

中国初、探査車「祝融(しゅくゆう)」が火星に着陸成功

5月15日、中国国家航天局(CNSA)は、火星探査機「天問1号」から切り離された着陸機「祝融(しゅくゆう)」が火星の地表へ着陸することに成功したと発表。

火星への着陸成功は中国にとって初めて。

旧ソ連、アメリカに次ぐ3か国目。

祝融の着陸地点は火星の北半球に広がるユートピア平原と呼ばれる地形。

ユートピア平原は数十億年前の天体衝突によって形成された衝突盆地と考えられている。

祝融はここで少なくとも3か月間の探査を行う予定。

 

地球の核に大量の水素

地球中心部の「核」には大量の水素が存在し、また原始の地球には今の海水の50倍もの水があったとみられることが実験で分かった、と東京大学などの研究グループが発表。

原始地球はマグマの海におおわれていた。天体の衝突によってここに降った鉄は溶け込まず、核まで沈んでいった。
その際、マグマに含まれる軽い元素を化学反応で取り込んだと考えられている。

その元素は水素と酸素のほか、硫黄、ケイ素、炭素が有力視されるが、未解明だった。

今回の実験から、小さな天体が次々衝突して大量の水が運ばれてきたが、大半は分解されて水素が核に移動したとみられている。

 

みずがめ座流星群がピーク

5月6日、みずがめ座η(エータ)流星群が極大(ピーク)を迎えた。

その母天体は、ハレー彗星。

日本では例年明け方の1時間ほどしか観測できないが、南半球では多数の流星が観測されることもある。

 

野口聡一さんがISSから帰還

5月2日、国際宇宙ステーション(ISS)で約半年間の滞在を終えた宇宙飛行士の野口聡一さんがアメリカのスペースX社の新型宇宙船クルードラゴンで無事帰還した。

3回目の宇宙飛行となった野口さんは2020年11月、ISSに到着。

野口さんの船外活動は過去3回との合計で27時間1分に及び、日本人最長を更新した。

ISS滞在日数は日本人最長の累計335日間。

クルードラゴンは今回が運用段階の初号機で、ISSとの往復に成功したことで性能が実証された。

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