2022年8月の理科時事問題

このページでは2022年8月の理科ニュース・理科の時事問題になりそうな出来事をまとめています。間違いなどあれば、お問い合わせまでご連絡ください。

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2022年8月の理科時事問題

新型コロナウイルス抗原検査キット ネット販売開始

8月31日より、新型コロナウイルス抗原検査キットのインターネット上での販売が開始。

国の承認を受けた抗原検査キットは、インターネットでの販売が解禁され、国に申請したメーカーが出荷の準備を進めていた。

抗原検査キットを販売する際には,薬剤師が購入者に使用方法などを説明することが義務づけられている。

 

9801メートル 有人潜水船、日本人記録を更新

8月29日、日本周辺の6000mの深さを超える「超深海」を調査している研究グループは,小笠原海溝の最深部付近9801mの海底に到達したと発表した。

日本人による有人の最深潜航記録を、60年ぶりに256m更新した。

8月13日にアメリカの著名な冒険家と共に小型潜水船で、約3時間半かけて最深部に到達。

日本の領海で最も深いとされる小笠原海溝は、これまで9780mと考えられていたが、さらに深いことが判明したとのこと。

 

火星の岩石に水で変成の跡

8月25日、火星のクレーター内で、溶岩が冷えて固まった岩に水が作用し変成した形跡を見つけたと、米航空宇宙局(NASA)などのチームが発表。

探査車「パーシビアランス」による撮影や組成分析の成果、判明した。

水と岩が接する環境では微生物が生息しやすいこともあり,生命の痕跡が見つかることが期待されている。

 

6~7月の記録的暑さの原因は?気象庁検討会が見解

8月22日、2022年6月下旬から7月上旬にかけての記録的高温の要因について、気象庁異常気象分析検討会が見解を示した。

・偏西風が日本の北に強く蛇行した(シルクロードテレコネクション)

・その蛇行が原因で上層の高気圧と地表付近の太平洋高気圧が強まったこと

・地球温暖化による気温の上昇傾向などの影響

との見解を示した。

 

リュウグウから新たな試料発見

探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から持ち帰った試料から、水や有機物を熱から守る働きをしたとみられる物質を見つかった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)や海洋研究開発機構(JAMSTEC)などの研究チームが発表。

地球の水や有機物は他の天体から運ばれたという説があり、この物質の構造が水の起源や、有機物から生命が現れるまでの過程を解明するカギになる可能性があるという。

 

日本の科学論文、10位圏外

世界で2018~20年に発表された自然科学分野で影響力の大きな上位論文数で、日本が世界12位と、統計開始の1981年以降、初めて10位以内から脱落。

文部科学省科学技術・学術政策研究所が8月9日にまとめた調査結果で分かった。

日本の研究力の低迷が叫ばれている。

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