2022年10月の理科時事問題

このページでは2022年10月の、理科時事問題として出題されそうな理科ニュースをのせています。間違いがあればお問い合わせフォームまでご連絡ください。

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2022年10月の理科時事問題

中国の宇宙ステーション完成へ

10月31日、中国が独自に建設中の宇宙ステーション「天宮」の実験用モジュール「夢天」が中国の発射場から打ち上げられた。

これが最後のモジュールで、いよいよ完成となる。

 

平均白化率が92.8% 国内最大のサンゴ礁

10月24日、環境省は、沖縄県石垣島近くのサンゴ礁の海域「石西礁湖(せきせいしょうこ)」を9月下旬に調査した結果、全調査地点の平均白化率が92.8%であったことを発表。

白化とは、サンゴの色のもととなる植物プランクトンが失われて、サンゴの白い骨格が透けて見える現象のこと。

白化した状態が続くと、サンゴは死滅してしまう。

白化の原因は水温が高くなることが原因とされる。

 

リュウグウに太陽系誕生前のガス

日本の探査機「はやぶさ2」が地球に持ち帰った小惑星リュウグウの試料に、46億年前(太陽系誕生以前)のガスが含まれていたと発表された。10月21日付の科学誌に掲載された。

リュウグウはもともとより大きな天体だった。もとの大きな天体はガスを含んだダイヤなどが材料となっていたと考えられる。

これまでの研究から、リュウグウができる前の大きな天体は太陽から遠い場所で誕生したことと考えられている。

ガスの分析から、リュウグウが今の位置に来たのは約500万年前と考えられることも分かったとのこと。

 

2003年以来のロケット打ち上げ失敗 日本

10月12日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、8機の人工衛星を載せた小型固体燃料ロケット「イプシロン」6号機を打ち上げたが、計画失敗と判断し、打ち上げから約10分後にロケットを破壊する指令を送った。

ロケットの打ち上げ失敗は2003年以来のこと。

 

日本人最多5回目の宇宙飛行

若田光一さんら3人の飛行士を乗せたアメリカのスペースX社の宇宙船「クルードラゴン」5号機が日本時間の10月6日午前、アメリカのケネディ宇宙センターから打ち上げられた。

3人の飛行士は、10月7日午前に国際宇宙ステーション(ISS)に到着した。

若田さんは日本人最多の5回目の飛行で、日本人11回目の長期滞在。ISSに半年ほど滞在し、月探査を見据えた実験などに取り組む。

 

2022年度ノーベル賞受賞者発表

スウェーデンのストックホルムにあるノーベル賞の選考委員会は、10月3日~10月5日に、2022年のノーベル生理学医学賞・ノーベル物理学賞・ノーベル化学賞の受賞者を発表。

ノーベル生理学医学賞は、ドイツの研究機関の研究者で、沖縄科学技術大学院大学にも在籍するスバンテ・ペーボ博士が選ばれた。絶滅した人類の遺伝情報を解析する技術を確立し、人類の進化に関する研究が評価された。

ノーベル物理学賞は、フランスの大学の研究者など、3人が選ばれた。「量子力学」の分野で、「量子もつれ」という特殊な現象が起きることを理論や実験を通して示し、量子情報科学という新しい分野の開拓につながる大きな貢献が評価された。

ノーベル化学賞は、アメリカの大学の研究者など3人が選ばれた。3人はさまざまな分子の結合を効率的に行う「クリックケミストリー」と呼ばれる手法の開発などに携わった。

 

ハリケーン「イアン」アメリカに直撃

ハリケーン「イアン」が、9月28日にフロリダ州南西部に上陸し、大きな被害をもたらした。イアンは、勢力が5段階で上から2番目に強い「カテゴリー4」のハリケーン。

10月3日時点での死者は100人以上。

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