2023年2月の理科時事問題

このページでは2023年の2月の理科ニュースを掲載しています。

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2023年2月の理科時事問題

新宇宙飛行士候補 JAXAが選出

2月28日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、新たな宇宙飛行士候補を選出。

選出されたのは、諏訪理(すわまこと)さんと米田(よねだ)あゆさん。

JAXAの飛行士候補選出は2009年以来14年ぶりで、月面の活動を視野に、国際月探査などで将来にわたり宇宙開発を支える人材となる。

 

リュウグウ試料に有機物2万種類

2月24日、日本の探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの試料に、様々な有機物が含まれていたとする2本の論文が掲載された。

九州大などのチームは、アミノ酸などの有機物が約2万種類含まれていたことを発見。

広島大などは酸にも溶けない黒色の有機物が大量に存在することを発見した。

こうしたいろいろな有機物が、リュウグウのような小惑星から形成初期の地球にもたらされ、生命の誕生につながった可能性があるという。

 

H3ロケット1号機、打ち上げ直前に中止

2月17日午前、新大型ロケット「H3」1号機が鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる計画だったが、直前で中止された。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、1段機体の機器が異常を検知したことが原因。

 

ザトウクジラの出産、国内初の撮影

鹿児島県の奄美大島沖で、出産中とみられるザトウクジラの様子が撮影された。

撮影に成功した鹿児島県奄美市の奄美クジラ・イルカ協会によると、国内でザトウクジラの出産の様子が撮影されたのは初めてとのこと。

 

世界初のiPS「心筋球」移植治験

2月10日、慶応大発の新興企業「ハートシード」は、重い心不全患者の治療で、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した心臓の筋肉(心筋)の細胞を「心筋球」という小さなかたまりにして心臓に移植する世界初の治験を行ったと発表。

移植した細胞が成長して心筋が再生することになれば、心臓移植の代わりとなる治療法につながる可能性がある。

 

国内初「デイノニコサウルス類」の足跡化石発見

福井県立恐竜博物館は、勝山市の1億2000万年前(白亜紀前期)の地層から1991年に発掘された化石が、デイノニコサウルス類の足跡と判明したと発表。

同類の足跡化石が見つかるのは国内で初めて。

デイノニコサウルス類は獣脚類の中でも比較的小型の肉食恐竜で、二足歩行。鳥類に近く、前脚に羽を持つ種類もいたという。

 

トルコ・シリア地震

2023年2月6日にトルコ南東部を震央としたトルコ・シリア地震が発生。南隣のシリアにかけて大きな被害が出ている。

2月6日(日本時間の午前)に1回目の大きな地震(マグニチュード7.7~7.8)が発生し、(日本時間の19時24分)に2回目の大きな地震(マグニチュード7.5~7.6)が発生した。

21世紀以降、6番目に死者の多い自然災害となった。2023年3月20日現在、両国の死者数は計56,000人以上。

 

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