このページでは2023年1月の理科の時事問題で出題されそうな理科ニュースをまとめています。
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2023年1月の理科時事問題
中高生らがクジラの骨〝発掘〟
2016年に千葉県の海岸に漂着し、解体後に埋められたコククジラの骨が1月28日、海洋研究に関心を持つ中高生らや研究者らによって約7年ぶりに掘り起こされた。
先端機器を用いた骨の3Dデータ化も実施。
日本周辺のアジア系コククジラは絶滅が危惧され、標本なども少ない。
骨格標本や3Dデータは謎が多い生態の解明に役立てられる。
政府の情報収集衛星レーダー打ち上げ成功
1月26日、政府の情報収集衛星レーダー7号機をのせたH2Aロケットが鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
衛星は今までより性能が高く、正常に機能すれば日本周辺地域などの監視能力が向上するとのこと。
24日~25日にかけて強烈な寒波
1月24日から25日にかけて10年に1度と言われる強烈な寒波が到来。
上空1500m付近の気温は、茨城県つくば市で-15.0℃(25日)を記録し、歴代1位を更新。
25日の朝は、冬日(最低気温0℃未満)地点は今季最多の860地点以上。
東北では観測開始以来初めて全アメダス地点で真冬日(最高気温0℃未満)に。
群馬県草津町では、-15.5℃(1月として1位)を記録。
富士山は26年ぶりに-36℃を下回った。
若田光一さんが初の船外活動
日本時間1月20日夜から21日にかけて、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の宇宙飛行士、若田光一さんが、船外活動を行った。
新型太陽電池パネルの取り付け準備作業を行った。
日本人の船外活動は2021年9月の星出彰彦さんに続き12回目。
若田さんは飛行5回目のベテランにして、初の船外活動となった。
光を99.98%以上吸収する暗黒シート
光をほとんど反射せず、99.98%以上吸収する黒い新素材「至高の暗黒シート」を開発したと、研究チームが1月18日発表。アメリカの科学誌に論文が掲載された。
世界一黒い材料としてカーボンナノチューブを用いたものがあったが、もろく、加工が難しいといった課題があった。
今回開発したシートは、触れる素材としては世界一の黒さだという。
中国の宇宙ステーション完成
中国が建設を進めていた独自の宇宙ステーション「天宮」について、完成が宣言された。
今年から各国との共同科学実験など本格的な運用を進める見通し。
国際宇宙ステーション(ISS)の老朽化が進む中、宇宙開発での存在感を高めたい考え。
イギリス初の人工衛星、打ち上げに失敗
イギリスのヴァージン・グループ傘下の航空宇宙企業ヴァージン・オービットは、1月9日にイギリスでは初となる人工衛星の打ち上げを行った。
しかしロケットは宇宙空間に達したがシステムに異常が発生、目標の軌道には到達せず、打ち上げ失敗となった。
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