中1地学【火山と火成岩】

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1.マグマと火山の基本用語

■マグマ
地下の岩石が地球内部の熱でどろどろに溶けたもの。

■マグマだまり
地下でマグマがたまっているところ。

■噴火
マグマに含まれている水分が気体になることでマグマが発泡し、地表付近の岩石などを吹き飛ばすこと。

■火山噴出物
溶岩  …マグマが地表に流れ出たもの。
火山ガス主成分は水蒸気。二酸化炭素なども含まれる。
・火山弾 …吹き飛ばされたマグマが空中で冷えて固まったもの。
・軽石  …溶岩が固まってできた穴の多いもの。
・火山れき…マグマが冷え固まって粉々になったもののうち2mm以上のもの。
火山灰 …マグマが冷え固まって粉々になったもののうち2mm以下のもの。

※火山ガスの主成分は水蒸気です。間違えないように!

2.マグマの粘り気と火山

■マグマの粘り気
マグマに含まれる二酸化ケイ素の量によって決まる。

■火山の形状 
マグマの粘り気によって傾斜が異なる。

盛り上がっている火山


※おわんをふせたような形・ドーム状とも言われます。

このような火山では…
・マグマの粘り気が大きい
※マヨネーズをイメージしてみてください。粘り気が大きいので横に広がりにくく、盛り上がった形にマグマがたまってしまいます。

・噴火のようすははげしい

火砕流という災害が起こりやすい。
火砕流…火山灰や溶岩、火山ガスがまとまって斜面を高速で流れ落ちる現象

・代表例
⇒雲仙普賢岳(平成新山があります・長崎)・昭和新山(北海道)

円錐(えんすい)型の火山

このような火山では…
・マグマの粘り気は中間くらい。

・噴火の様子も中間くらい。

・マグマと火山灰が交互に積み重なってできているので成層火山ともいわれる。

・代表例
⇒富士山(静岡)・桜島(鹿児島)・浅間山(群馬と長野の境)

傾斜がゆるやか(なだらか)な火山

このような火山では…
・マグマの粘り気が小さい
※液体っぽいので、すぐ横に広がります。だから傾斜がゆるやか。

・噴火のようすはおだやか

・楯(たて)状や盾状とも表現される。

・代表例
⇒マウナロア(ハワイ)・キラウェア(ハワイ)・伊豆大島火山(東京)

3.鉱物

■鉱物
マグマが冷えてできた粒が結晶になったもの。

■鉱物の種類
無色鉱物(白色または無色)と有色鉱物(黒色や暗い緑色)がある。
また割れ方や形が決まっているものや決まっていないものに分かれる。

次の特徴を必ず覚えよう!(特に石英・長石・黒雲母がよく出ます)
石英(セキエイ)…無色鉱物。不規則に割れる

長石(チョウ石)…無色鉱物。決まった方向に割れる

黒雲母(クロウンモ)…有色鉱物。決まった方向にうすくはがれる

・角閃石(カクセン石)…有色鉱物。長い柱状

・輝石(キ石)…有色鉱物。短い柱状

・カンラン石…有色鉱物。不規則な形(形が決まっていない)。

・磁鉄鉱…黒色で不透明。磁石に引き寄せられる。

4.火成岩

■火成岩 
マグマが冷え固まってできた岩石。冷え固まる場所によって2種類に分けられる。

■深成岩
マグマが地下深くでゆっくり冷え固まってできた岩石。
等粒状組織をしている。

■火山岩
マグマが地表または地表付近で急激に冷え固まってできた岩石。
斑状組織をしている。

マグマが冷え固まってできた岩石を火成岩と言います。
・マグマが地下深くで冷え固まったものを深成岩
・火山のそば(つまり地表や地表付近)で冷え固まったものを火山岩
と名前ができた場所を表しているのです。

深成岩は地下深いところ=マグマがそばにあるあたたかいところでゆっくり冷え固まってできます。
そのためじっくりと結晶同士がくっついて大きな結晶になっています。
このようなつくりを等粒状組織と言います。(下の図)

火山岩はできる場所が地表や地表付近です。
地下よりも温度差が大きいため、急激にマグマが冷え固まってできます。
そのため結晶同士が十分にくっつくヒマもなく、大きな粒や小さな粒が入り乱れています。
このようなつくりが斑状組織です。(↓の図)

・小さな結晶が石基
・大きな結晶が斑晶
です。

≪漢字間違いに注意!≫
「斑」×「班」と漢字間違いしないように!
○「斑状組織」×「斑晶組織」と漢字間違いしないように!

5.火成岩の種類

火山岩・深成岩はそれぞれ含まれる鉱物の割合からさらに3種類ずつに分けられます。
火山岩は流紋岩・安山岩・玄武岩の3種類。
深成岩は花こう岩・閃緑岩・斑レイ岩の3種類。

含まれる鉱物でこれらの色が違います。
無色鉱物が多い→白っぽい色の岩石
有色鉱物が多い→黒っぽい色の岩石

次のように左のものほど白っぽく、右のものほど黒っぽい色です。
・深成岩 (白色)←花こう岩・閃緑岩・斑レイ岩→(黒色)
・火山岩 (白色)←流紋岩 ・安山岩・玄武岩 →(黒色)

6.火成岩のまとめ

今までのことを表にまとめてみましょう。

(クリックすると拡大できます)
極端なことを言えば、この単元はこの表をしっかり覚えてしまえば大丈夫です。

見方は↓のように。

■このページのまとめ

・火山噴出物は「溶岩・火山ガス・火山灰」を覚えておこう。
・火成岩は「マグマが冷え固まる場所」によって名称やつくりが違う。
・鉱物は「石英・長石・黒雲母」の特徴を押さえよう。
・最後の表を必ず覚える。

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