このページは2018年7月の理科の時事問題に出題されそうな出来事を掲載しています。
覚えておくべき用語は●○●○●のように黄色の下線を引いています。
間違いなどあればお問い合わせまで教えてください。
2018年7月の理科時事問題
■西日本豪雨
7月6日から7月8日にかけて、西日本を中心に、各地で見られた豪雨災害。
7月6日には長崎・福岡・佐賀・広島・岡山・鳥取・京都・兵庫に大雨特別警報が発令された。
7日には岐阜、8日には高知・愛媛でも大雨特別警報が発令された。
この豪雨により、西日本を中心に多くの地域で河川の氾濫や浸水、土砂災害が発生し、死者数が200人を超える甚大な災害となった。
▼豪雨発生の経緯
・6月29日、台風7号が発生。
・7月2日~7月5日まで梅雨前線が北海道に停滞。
・梅雨前線が南下。加えて台風7号がもたらしたあたたかく湿った空気により、梅雨前線が活発化。
・さらに、東シナ海からの湿った南東の風、日本の南からの湿った風により、多量の水蒸気が集まった。
これが西日本豪雨の原因と考えられている。
※梅雨前線・・・オホーツク海上の高気圧と太平洋高気圧が同じくらいの勢力でぶつかることによりできる停滞前線。
※大雨特別警報・・・数十年に一度の降雨量となる大雨が予想される場合に発令される警報。
■猛暑日が続く
2018年7月の気温は例年よりも高く、猛暑日が続いている。
猛暑日・・・1日の最高気温が35℃以上の日のこと。
真夏日・・・1日の最高気温が30℃以上の日のこと。
夏日 ・・・1日の最高気温が25℃以上の日のこと。
岐阜県多治見市では7月18日に40.7℃を記録。
国内で最高気温が40℃を超えるのは5年ぶり。
さらに7月23日、埼玉県熊谷で41.1℃まで気温が上昇。日本歴代最高を5年ぶりに更新。
この猛暑については、太平洋高気圧とチベット高気圧の2種類の高気圧が影響していると考えられている。
一般に夏では太平洋高気圧が強い勢力をもっているが、例年より早く太平洋高気圧が発達。
西日本付近をおおっている。
加えて日本の西側からチベット高気圧が太平洋高気圧よりもさらに上空をおおっている。
この太平洋高気圧とチベット高気圧の2階建てになっている構造のせいで、高気圧が互いに強め合っている。
そのため、このような猛暑が続いていると考えられる。
極端な高温多湿の環境に耐え切れず、各地で熱中症を訴える人も多くなっている。
こまめな水分補給と適度な塩分補給が予防によいとされている。
日本の夏の天気や梅雨前線などについては
→【日本の四季の天気】←
を参考に。
■小惑星りゅうぐうに130mの大きな岩
7月18日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星りゅうぐうに到着した探査機はやぶさ2が本格観測を開始し、直径130メートルの大きな岩を見つけたことを明らかにした。
「りゅうぐうはより大きな天体が破壊され、その破片が集まってできたことを示す有力な証拠の一つだ」と説明した。
■火星の大接近
7月31日、火星が地球に大接近した。
地球・火星ともにで太陽の周りを異なるスピードで公転しているので、互いの距離は絶えず変化する。
地球と火星の距離は約2年周期で近づき、明るく見えるようになる。
これを最接近と呼び、中でも特に近い場合、大接近という。
火星は小さく見え、あまり明るく見えないことが多いが、地球との距離が近くなると木星よりも明るく見える(大接近の火星は-2.8等級、木星は-2.1等級)。
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黄色の下線がありません
ご指摘ありがとうございます!
これでどうでしょうか?
私の環境下では黄色線が引かれています。