このページは2021年1月の理科の時事問題に出題されそうな出来事(理科的ニュース)を掲載しています。
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2021年1月の理科時事問題
駿河湾で全長1m超の新種の深海魚
静岡県の駿河湾で、全長1mを超える新種の深海魚を発見。(1月25日付の論文に掲載)
駿河湾の深海で食物連鎖の頂点に君臨し、体長30cm程度の「セキトリイワシ」の仲間の最大種とみられることから、「ヨコヅナイワシ」と命名された。
駿河湾は「日本で一番深い湾」として知られている。
駿河湾の生態系は未解明な部分が多いが、チームは2016年、水深約2100~2600mの深海から計4匹の未知の大型魚を釣り上げた。
全長は1.22~1.38mで、うろこは鮮やかな青色。セキトリイワシ科に分類される新種。
胃の内容物の分析から、他の深海魚を捕食し、生態系の頂点に位置していることも分かり、横綱にちなんで命名した。
スペースX社によるロケット打ち上げ成功
1月24日、アメリカの宇宙開発企業スペースXは、史上最多となる143機の衛星を搭載したファルコン9ロケットの打ち上げに成功したと発表。
ファルコン9は、荒天により打ち上げを1日延期した後、24日午前10時(日本時間25日午前0時)にフロリダ州から打ち上げられた。
1回の打ち上げで軌道に投入された衛星数では過去最多とのこと。
143機全ての衛星が無事、軌道上に展開されたことも明らかにした。
スペースX社は、日本時間1月8日にもトルコの通信衛星を搭載したファルコン9ロケットの打ち上げを実施。(これは2021年最初となる)
野口聡一さん 日本人最多の船外活動
アメリカ航空宇宙局(NASA)は、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在中の野口聡一さんが21日までに船外活動を行うと発表。
野口さんは2005年の初飛行の際、計3回の船外活動を行っており、今回が日本人最多の4回目となる。
NASAによると、1月下旬から計4回の船外活動を予定し、野口さんは2月以降となる4回目を担当する。
日本人宇宙飛行士の船外活動は2018年2月の金井宣茂さん(44)以来。
これまで野口さんを含め4人が計9回行っており、総時間は60時間8分に達する。
細胞を「卵子」にする遺伝子を特定
九州大と理化学研究所などの研究チームが、卵子に含まれる特殊な細胞質の形成に必要な遺伝子の特定に成功。
また、胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)から短期間に大量にその細胞質を持つ細胞を作ることに成功した。(1月20日に論文が掲載)
卵子だけが持つ特別な細胞質(卵細胞質)は、発生における重要な役割を担っており、クローン動物の作製などに使われている。
しかし、どのようにできるかは詳しく分かっておらず、今回の研究成果は卵子の形成過程の解明などが期待される。
しぶんぎ座流星群がピーク
2021年1月3日から4日にかけてしぶんぎ座流星群が極大をむかえた。
しぶんぎ座流星群は、うしかい座とりゅう座の境界付近を放射点として出現する流星群。
しぶんぎ座流星群は「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」と並び、三大流星群と呼ばれる。
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