2020年 京都府公立入試問題解説

このページでは2020年度(令和2年)の京都府立入試中期選抜の問題を解説しています。(理科のみ)

問題・模範解答はこちらから↓↓↓

http://www.kyoto-be.ne.jp/koukyou/cms/?page_id=51

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大問1の解説

(1)

だ液にはアミラーゼという消化酵素が含まれます。

そしてデンプンを糖へと分解します。

 

試験管Aにはデンプン溶液とだ液が入っています。

そのため、デンプンは糖に分解されたと考えられます。

この液は、ヨウ素液には反応しません。

 

試験管Bにはデンプン溶液と水が入っています。

デンプンは分解されずそのままです。

そのため、ヨウ素液に反応すると考えられます。

 

ちなみにペプシンは胃液に含まれる消化酵素です。

 

(2)

ブドウ糖を吸収するのは小腸(Ⅱ図のZ)です。

 

小腸の柔毛内の毛細血管で吸収されたブドウ糖は、その後に肝臓(Ⅱ図のW)に運ばれて、一部たくわえられます。

 

▽アの選択肢

胃液がはたらくのはタンパク質であるため、誤りです。

 

▽イの選択肢

胆汁は、脂肪を水に混ざりやすい状態にするので、誤りです。

 

▽エの選択肢

だ液ははたらくのはデンプンに対してのみです。そのため誤りです。

 

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大問2の解説

(2)

操作①の「丸い種子をつくる純系のエンドウ」の遺伝子はAA。

操作①の「しわのある種子をつくる純系のエンドウ」の遺伝子はaa。

 

操作②の「操作①のかけ合わせてできた種子」はすべてAa。

 

操作④の「操作③(AaとAaのかけ合わせ・自家受粉)でできた種子」はAA:Aa:aa=1:2:1。

 

この問いでは

「操作④で調べた種子のうち、操作②で調べた種子と遺伝子が同じものの割合」

を聞かれています。

 

AA:Aa:aa=1:2:1で存在するうち、Aaの割合を問われているので2/4=1/2となります。

 

 

(3)

▽ウの選択肢

植物にも無性生殖が可能なものがあります。

無性生殖では、親と子で遺伝子が全く同じです。

そのためこの選択肢は誤りです。

 

▽オの選択肢

体細胞分裂では、染色体の複製は、核をおおう膜が消える直前に行われます。

そのため誤りです。

 

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大問3の解説

(1)

恒星の明るさを表す値を等級といいます。

 

等級が小さいほど、その恒星は明るいです。

等級が大きいほど、その恒星は暗いです。

 

(2)

この問題のポイントは「写真の中央が天頂」という点です。

 

天球上で星は↓のように日周運動をしています。

このうち天頂付近を通る星だけに注目します。(↓の図)

この星の日周運動は、真東より北寄りから昇りはじめ、真西より南寄りに沈みます。

このようになっているのはイの選択肢のみです。

 

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大問4の解説

(2)

前線Aは寒冷前線です。

寒冷前線は↓のように、寒気が暖気の下に潜り込んで進もうとします。

その結果、持ち上げられた暖気が上昇気流となり、雲が発生(積乱雲)。

積乱雲では、短時間に狭い範囲に激しい雨が降ります。

 

前線Bは温暖前線です。

温暖前線は↓のように、暖気が寒気の上をはい上がるように進みます。

その結果、はい上がった暖気が上昇気流となり、雲が発生(乱層雲)。

乱層雲では、長時間に広い範囲におだやかな雨が降ります。

 

(3)

気圧は、標高が高いところほど小さく、標高が低いところほど大きいです。

等圧線(1004hPa)よりも、実際の気圧が984hPaということは、海水面よりも高い位置に地点Xがあることになります。

 

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大問5の解説

(1)

分子でないものは・・・

金属・金属をふくむ化合物・炭素そのもの・硫黄そのもの

の4つを覚えておきましょう。

 

(2)

【結果】からマグネシウムと酸素、酸化マグネシウムの比は次のようになるとわかります。

マグネシウム:酸素:酸化マグネシウム=3:2:5

(できれば覚えておきましょう)

 

求める「マグネシウムと化合する物質」(つまり酸素)をx(g)とします。

酸化マグネシウムが7.0gできていることから

2:5=x(g):7.0g (マグネシウム:酸化マグネシウム=・・・という比例式)

これを解いてx=2.8g

 

酸素は2.8gとなります。

 

(3)

マグネシウム2.1gが完全に酸化したときにできる酸化マグネシウムをy(g)とすると

 

3:5=2.1g:y(g)(マグネシウム:酸化マグネシウム=・・・という比例式)

これを解いてy=3.5g

 

酸化マグネシウムと酸化銅の混合物が5.5gとの条件から

酸化銅=5.5g-3.5g=2.0g

 

問題文から、銅と酸化銅の質量比は次にようになるとわかっています。

銅:酸化銅=4:5

 

酸化銅2.0gを得るための銅をz(g)とすると

4:5=z(g):2.0g(銅:酸化銅=・・・という比例式)

 

これを解いて

z=1.6g

 

よって最初に用意した混合物中の銅は1.6gとわかります。

 

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大問6の解説

(1)

エタノールは火を近づけると燃える性質があります。

 

【結果】の試験管Aでは「長い間火がついた」とあるので、試験管Aにエタノールが最も多く含まれているとわかります。

反対に試験管Cでは「火はつかなかった」とあるので、試験管Cにエタノールはほとんど含まれていなかったとわかります。

 

(2)

この問いでは、海水を加熱し、塩化ナトリウムと水に分けようとしています。

 

ウの選択肢が正しい図です。

ウでは、海水を加熱して得られた水蒸気が冷水に冷やされて、Ⅱ図の容器の底(外側)に水滴として付きます。

その水滴がポトポトとⅣ図の小さなビーカーに集まります。

 

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大問7の解説

(1)

振動数とは、1秒あたりの振動の回数のこと。

 

Ⅱ図では端から端までで2.5回の振動があります。

Ⅱ図の横軸の1目盛りが0.0005秒であるので、Ⅱ図の端から端までで

0.0005秒×10=0.005秒

の時間があります。

 

よってこの振動数をX(回/秒=Hz)とすると

0.005秒:2.5回=1秒:X(回)

 

これを解いてX=500

振動数は500Hzとわかります。

 

(2)

音の高さと弦の長さや太さ、張りの関係は↓のようになっています。

 

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大問8の解説

(1)

0.2秒から0.3秒後の移動距離は

13.5cm-6.0cm=7.5cm

 

かかった時間は

0.3秒-0.2秒=0.1秒

 

よって平均の速さは

平均の速さ=7.5cm÷0.1秒=75cm/秒

となります。

 

(2)

0秒後~0.1秒後の球の移動距離は1.5cm

0.1秒後~0.2秒後の球の移動距離は6.0cm-1.5cm=4.5cm

0.2秒後~0.3秒後の球の移動距離は13.5cm-6.0cm=7.5cm

0.3秒後~0.4秒後の球の移動距離は24.0cm-13.5cm=10.5cm

 

という風に0.1秒ごとの移動距離を求めると↓のようになります。

この値から、0.4秒後には等速直線運動が行われていることがわかります。

 

よって0.9秒後には

球が静止した位置から 72.0+12.0=84.0cm

 

1.0秒後には

球が静止した位置から 84.0+12.0=96.0cm

 

1.1秒後には

球が静止した位置から 96.0+12.0=108.0cm

 

1.2秒後には

球が静止した位置から 108.0+12.0=120.0cm

 

したがって1.2秒後とわかります。

 

(3)

0.1秒後から0.3秒後までは、速さは一定の割合で大きくなっています。

このような運動のとき、物体の運動方向には一定の大きさの力がはたらき続けています。(選択肢 

 

0.6秒後から0.8秒後までは、等速直線運動をしています。

このとき、物体の運動方向に力ははたらいていません。(選択肢 

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小中高生に数・理を教えている関西の現役塾講師です。
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