2021年11月の理科時事問題

このページでは2021年11月の理科の時事問題に出題されそうな出来事(理科的ニュース)を掲載しています。

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2021年11月の理科時事問題

軽石大量漂着・漂流

2021年8月に発生した小笠原諸島の海底火山噴火によって噴出したとみられる軽石が九州・沖縄周辺に大量に押し寄せている。

それにより船舶の航行、漁業、観光等などに様々な被害が生じている。

黒潮によって本州に近づく可能性もあり、大都市圏に大量に漂着すれば工業生産や流通にも大きな影響が出る可能性がある。

 

スパコン富岳が4期連続の世界一

スーパーコンピュータ(スパコン)の性能を競う世界ランキング「TOP500」が11月15日に発表された。

理化学研究所と富士通が開発した「富岳(ふがく)」が、4部門で4期連続の世界1位を獲得した。

 

COP26が閉幕

イギリスで10月31日から開かれていた国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)の第26回締約国会議(COP26)が11月13日に閉幕。

「産業革命前からの気温上昇を1.5度に抑えるための努力を追求する」ことなどを盛り込んだ成果文書を採択した。

各国では温室効果ガス排出量を削減するための脱炭素政策など具体的な行動を確実に進めることが求められる。

次回のCOP27はエジプトで開かれる予定。

 

「ほぼ皆既」の部分月食

「ほぼ皆既」の部分月食として89年ぶりとなる現象が、11月19日の16時ごろから始まった。

部分月食ではあるが、月の直径の97.8%までが影に入り込むため、皆既月食に近い現象となった。

皆既月食では、月が完全に影の中に入ると、月が赤黒い色になって見えることが多い。

部分月食では通常そうした現象はみられないが、今回の部分月食では、月の大部分が影に入るため、食が最大になる時間には、影の部分が色づいて見えた。

月食は、太陽・地球・月がこの順に並んだ時に起こる。

太陽からの光を地球がさえぎり、地球の影に月が入りこむことを言う。

 

おうし座北流星群11/12、しし座流星群11/18にピーク

11月12日におうし座北流星群、18日にしし座流星群が活動のピークを迎えた。

おうし座流星群は、放射点が北と南に分かれており、「北群」と「南群」の2つがある。

このうち、北群の活動が11月12日に極大を迎えた。

しし座流星群は、11月18日午後2時ごろに活動の極大を迎えた。

 

JAXA、イプシロン5号機打ち上げ成功

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、11月9日に鹿児島県内の観測所からイプシロンロケット5号機の打ち上げに成功。

イプシロンロケット5号機は当初、10月1日の打ち上げを目指していた。

はじめ、イプシロンロケット5号機は10月1日の打ち上げを予定していたが、直前に可搬型レーダーに異常が発生。
すぐに問題を解決し、7日に打ち上げを再設定したものの、今度は天候不良で延期。

可搬型レーダーは種子島宇宙センターとの共用設備のため、H-IIAロケット44号機の打ち上げを先に実施していた。

このイプシロン5号機は、小型衛星「小型実証衛星2号機」のほか、4機の超小型衛星と4機のキューブサットを搭載していた。

 

宇宙飛行士星出彰彦さんが地球に帰還

国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在していた日本人宇宙飛行士の星出彰彦さんら4人の飛行士が、11月9日(日本時間)に地球に帰還。

星出さんの帰還は半年ぶり。

今回は星出さんの3回目の宇宙飛行。日本人として2人目となる国際宇宙ステーションの船長を務めた。

星出さんは2021年4月23日、民間の宇宙船で飛び立ち、翌4月24日、国際宇宙ステーションに到着。
の出迎えを受けた。

先に滞在していた野口聡一さんとともに日本人2人が同時に宇宙ステーションに滞在。これは、2010年の野口さんと山崎直子さん以来、11年ぶりだった。

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