2022年2月の理科時事問題

このページでは2022年2月の理科の時事問題として出題されそうな出来事(理科的ニュース)を掲載しています。

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2022年2月の理科時事問題

恐竜絶滅の小惑星が落ちた季節は春

恐竜を絶滅させた約6600万年前の小惑星が地球に落ちたときの季節は春であったという研究結果が2月24日付の科学誌に掲載された。

現在、恐竜の絶滅は小惑星の衝突の影響だったと考えられている。

くわしい時期を特定するために、アメリカの研究チームが魚のチョウザメの仲間の化石を発掘して詳しく調べた。

 

チョウザメは季節によって骨の成長速度が違う。

チョウザメの化石を薄く切って顕微鏡などで骨を調べたところ、魚が死んで骨の成長が止まった時期が春だったことがわかったという。

生き物の多くは、春に繁殖して成長する。

そのため、特に北半球にいたティラノサウルスやトリケラトプスといった大型恐竜は、多くの卵や子どもが小惑星の影響で失われ、絶滅につながった可能性がある。

南半球にも恐竜はいたが、研究チームによれば小惑星の衝突で大量のちりが空中を漂い、地球全体の気温が低下して冬のような状態が続き、絶滅したと考えられる。

 

プラスチックごみの増加

2月22日、経済協力開発機構(OECD)は、プラスチックごみの問題について分析した初の報告書「グローバル・プラスチック・アウトルック」を発表。

世界のプラスチックごみは2019年に計3億5300万tと20年間で倍以上になり、環境への負担が増している。

さらに新型コロナウイルスの影響でマスクなどのプラスチックごみが増えている。

プラスチックに関連した温室効果ガス(地球温暖化の原因)の発生量は18億t(2019年の世界の排出量の3.4%)に達した。

 

新種のバクテリア発見 日本では初めて

千葉県にある東京理科大学の池の水から、新種のバクテリア(細菌)が見つかった。

宿主の細胞の外では生きることができない珍しい種類の仲間で、日本で見つかったのは初めて。

世界でも4例目という。

このバクテリアは別の調査で大学内の池の水を採取した際に偶然見つかった。

 

すべての貴金属を混ぜ合わせた合金

金も銀もプラチナ(白金)などすべての貴金属を混ぜ合わせた合金を作ることに、京都大学や信州大学などの研究グループが世界で初めて成功した。

貴金属は希少でくさりにくく、「金・銀・白金・パラジウム・オスミウム・ロジウム・イリジウム・ルテニウム」の8種類。

合金の使い道として近年期待されているのが「水の電気分解」の反応を促進する触媒。現在一般的なものは白金を触媒とした反応だが、今回の合金は白金の10倍以上の反応効率とのこと。

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