1.気象観測とその方法
さまざまな実験や観測では、その当日の気象条件を記録しておくことが多くあります。
どのような気象条件を記録しておくのでしょうか。
大まかには
①大気圧 ②気温 ③湿度 ④風向 ⑤風力 ⑥天気
の6つを記録しておきます。
各気象要素は次のように測定します。
①大気圧(気圧)
アネロイド気圧計などで測定。
※ 大気圧の詳細は→【大気圧】←を参考に。
②気温 と ③湿度
乾湿計を使って記録する。
※ 乾湿計での測定方法は→【湿度・乾湿計】←を参考に。
④風向 と ⑤風力の観測
風向は、風向計やけむりなどで風がどの方角からやってくるかを調べる。
風力は、風力階級表をもとに決める。
※ 風向・風力の詳細はこのページの下に。
⑥天気の観測
空を見て、空全体を10としたときの雲量を観測する。
※ 雲量の詳細はこのページの下に。
温度計などが入っている白塗りでよろい戸の箱。
野外に置かれている。
※ 白く塗られているのは太陽光を反射し、箱の中に熱が入らないようにするため。
※ よろい戸になっているのは、箱の中の風通しを良くするため。
学校の校庭などでは百葉箱が設置されていることも多く、百葉箱の中の温度計を使って気温を測定するなどします。
2.天気記号
観測地点の空全体を10としたとき雲の占める割合が
・0~1のとき・・・快晴
・2~8のとき・・・晴れ
・9~10のとき・・・くもり
・雨が降っていれば・・・雨
※晴れの雲量だけしっかり覚えておこう。
それぞれを表す記号は↓のようになる。
例
ある観測地点で
天気がくもり・風向が北・風力が4
であった。
これを天気記号を用いて表せ。
(答)
まず天気を表しましょう。(↓の図)
次に風向が北ですから北に向かってまっすぐな線を引きます。(↓の図)
そして風力が4であることを表します。
羽を4つつけるのですが
時計回りの方向からつけていく
ことを覚えておきましょう。(↓の図)
この記号には意味があります。
印のついている方がこれから前線が進んでいく方向です。
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