中3生物【生態系・生物の役割】

このページでは「食物連鎖や食物網」「生産者・消費者・分解者」「生物の数量を表すピラミッド」について解説しています。

 

※物質の循環・炭素原子の循環については→【炭素の循環】←を参考に。

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1.生物どうしのつながり

■生態系

生物とその生物の生息する環境をまとめて生態系と呼ぶ。

 

 

 

■食物連鎖

生物どうしの「食べる・食べられる」のつながり。

(難しい言葉で「食べる方を捕食者」「食べられる方を被食者」といいます)

 

 

 

■食物網

より複雑な「食べる・食べられる」のつながり。

 

 

 

↓のように

バッタは植物を食べて、カエルはそのバッタを食べて、ヘビはそのカエルを食べて…

というように生物どうしには「食べる・食べられる」のつながりがあります。

 

 

この関係は1本の鎖のようになっているので食物連鎖といいます。

 

 

 

実際にはカエルはバッタだけを食べているわけではありません。

 

またカエルはヘビだけに食べられるというわけでもありません。

 

 

 

実際の生態系では食物連鎖は↓のように複雑な関係になっています。

 

 

この網の目のような「食べる・食べられる」のつながりを食物網といいます。

 

 

 

2.生物の自然界での役割

■有機物

炭素原子を含む物質(水素原子も含まれることがほとんど)。

燃焼すると二酸化炭素と水が発生する。

例)デンプン・糖(ブドウ糖・麦芽糖・ショ糖など)・タンパク質など。

 

 

 

■無機物

有機物ではないもの。

例)鉄などの金属・炭素・二酸化炭素など。

 

 

 

→【有機物と無機物】←も参照。

※炭素そのものや二酸化炭素は炭素原子を含みますが無機物に分類されることに注意!

 

 

 

■生産者

植物のこと

植物は光合成によって二酸化炭素(無機物)からデンプン(有機物)をつくり出している

 

 

 

■消費者

他の生物を食べる動物のこと

動物は他の生物を食べることでデンプンなどの栄養分(有機物)を取り入れている

植物を食べるものは「草食性の消費者」、動物を食べるものは「肉食性の消費者」である。

 

 

 

植物はデンプンという有機物をつくっているので生産者といわれます。

 

 

動物はその有機物を求めて植物や他の動物を食べるので消費者といわれます。

 

 

食物連鎖では

「植物のつくった有機物を始まりとして、さまざまな生物へ移動していく様子を表している」

とも言えますね。

 

 

 

生態系のなかではその数量関係は次のようになっています。

これが数量関係を表す“ピラミッド”です。

 

 

さきほどの食物連鎖の例をあてはめると↓のようになっています。

 

植物がもっとも数が多く、肉食性の動物ほど数は少ないということです。

 

 

しかしこの数量関係が自然現象などで崩れることがあります。

 

 

例えばバッタが急増したとしましょう。

 

 

すると

・植物・・・・敵(バッタ)が増える

・カエル・・・エサ(バッタ)が増える

 

 

よって

・植物は減少

・カエルは増加

することになります。

 

 

今度は

・バッタ・・・エサ(植物)が減る & 敵(カエル)が増える

・ヘビ・・・・エサ(カエル)が増える

 

 

よって

・バッタは減少

・ヘビは増加

することになります。

 

 

このように数量関係は増減をくり返しますが、最終的にはもとのピラミッドにもどります。

 

 

 

テストで問われやすいのは

「○○という生物が増加(または減少)した直後の変化

です。

 

 

 

このとき「直後に変化」するのは

○○という生物を食べている生物」「○○という生物がえさとしている生物

だけです。

 

 

 

さきほどの食物連鎖でいえば・・・

 

 

「バッタの数が増加(または減少)した直後」では「カエルと植物」が影響を受けるだけです。

 

 

 

「カエルの数が増加(または減少)した直後」を問われたら「ヘビとバッタ」について答えるのです。

 

 

 

3.分解者

■分解者

生物の死がいや排出物に含まれる有機物を無機物に分解する生物。

例)

・土中の小さな生物(ダンゴムシやミミズ)

菌類(キノコとカビ)→菌類はからだが菌糸でできており胞子でふえる

細菌類(乳酸菌や大腸菌など)→単細胞生物が多く分裂でふえる。名前が「○○菌」の生物。

酵母菌は例外です。細菌類ではなく菌類にあてはまります。

 

 

 

分解者は広い意味でとらえると消費者の一部です。

 

消費者と同じく生産者のつくった有機物を消費しているからです。

 

ただエサとなるのが「落ち葉や死がいやフン」の場合が多いということです。

 

 

POINT!!

・生産者・・・光合成により無機物から有機物をつくる。

・消費者・・・エサを食べることで有機物を取り入れる。

・分解者・・・落ち葉や死がい、フンの有機物を取り入れる。

・生物の数量関係は「その生物を食べている生物」「その生物がえさとしている生物」の変化を考えること。

 

物質の循環・炭素原子の循環については→【炭素の循環】←を参考に。

コメント

  1. トビムシは分解者ですか?

    • うーたん様

      コメントありがとうございます。
      トビムシは分解者と言ってよいと思います。

      中学で学習する分解者は
      「菌類」「細菌類」「消費者の中でも特に”死がいや落ち葉”から栄養を取り入れる生物」
      と考えてよくて
      トビムシは「死がいや落ち葉から栄養を取り入れる生物」にあたります。
      雑食ですが、多くのものが腐った植物や落ち葉から栄養を取り入れます。

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小中高生に数・理を教えている関西の丑年塾講師。
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