このページでは「無性生殖とは?」「無性生殖のしくみとその種類」「有性生殖と無性生殖のちがい」について解説しています。
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1.生殖とは
子孫(なかま)をふやすこと。※なかま=同じ種
有性生殖と無性生殖の2つに分けられる。
受精によって行われる生殖。
受精が起こらず行われる生殖。
※有性生殖については→【有性生殖】←を参考に。
2.無性生殖
受精が起こらず、体細胞分裂によって新しい個体(なかま)をつくり出す。
無性生殖の種類
分裂・出芽・栄養生殖の3種類があります。
からだがほぼ二等分されて、なかまをふやす生殖方法。
(例)アメーバ・ミドリムシ・ゾウリムシ・ミカヅキモ・イソギンチャク
※多くの単細胞生物がこの方法でなかまをふやします。
※ただしこの中でイソギンチャクのみ多細胞生物です。
親のからだのある部分から、子のからだが生じる生殖方法。
(例)ヒドラ・サンゴ・コウボ菌
※出芽という名称はほとんど出題されません。この3つの生物が無性生殖によってふえる、ということを押さえておきましょう。
無性生殖の3種類の中で最も重要!
植物が種子ではなく、からだの一部から新しい個体をつくる生殖方法。
栄養生殖の例
▼ジャガイモ
ジャガイモの食用の部分は茎に栄養分がたくわえられ、大きくなったものです。
食用の部分を植えると新しい個体として芽が出てきます。
▼サツマイモ
サツマイモの食用の部分は根に栄養分がたくわえられ、大きくなったものです。
食用の部分を植えると新しい個体として芽が出てきます。
▼ヤマノイモ・オニユリ
ヤマノイモやオニユリは、茎に栄養分がたくわえられた小さなイモのような器官ができます。
これをむかごといいます。
むかごが地面に落ちると芽や根が出て新しい個体が生じます。
▼オランダイチゴ
オランダイチゴの茎は地上をはうように伸びています。
これをほふく茎といいます。
ほふく茎から新しい個体が生じます。
▼チューリップ
チューリップは花が咲き終わると葉の付け根に栄養をたくわえ球根をつくります。
この球根を植えることで新しい個体が生じます。
※さし木・接ぎ木…人工的な栄養生殖ための作業方法。
以上のように植物がからだの一部を使って行う無性生殖の方法が栄養生殖です。
ただし植物なので有性生殖でなかまをふやすこともできるということを必ず覚えておきましょう!
3.有性生殖と無性生殖のちがい
※有性生殖の詳細については→【有性生殖】←を参考に。
有性生殖の特徴
受精によって2個体(オスとメスなど)の染色体を受け継ぐ。
両親の遺伝子を受け継ぐので親とまったく同じ形質の子ができるとは限らない。
子の形質に多様性があるので、環境の変化に耐えやすい。
▼有性生殖の欠点
なかまをふやすのに手間がかかる。
無性生殖の特徴
親の染色体がそのまま子に受け継がれる。
まったく同じ遺伝子をもつので、親の形質と子の形質が同じになる。
つまり親のコピーができるようなものである。
同一の形質のものをかんたんにふやすことができる。
例えば同じ品種のイチゴをふやしたいと思えば無性生殖を行えばよいのです。
▼無性生殖の欠点
同じ形質をもつ生物どうしばかりが増えると、環境が変化したときに個体数が激減する恐れがある。
まとめ
コメント(承認された場合のみ表示されます)
ありがとうございました。参考にします
小林 承太郎様
コメントありがとうございます。
お役に立てて何よりです。
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ブー様
コメントありがとうございます。
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ありがとうございます!
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コメントありがとうございます。
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コメントありがとうございます。
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