このページでは「種子植物とはなにか?」「どのような種子植物がいるのか?」を説明しています。
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1.種子でふえる植物
■植物のなかまのふやし方
植物は、種子でなかまをふやすもの、種子以外でなかまをふやすものに分けられる。
※種子以外でふえる植物は→【種子をつくらない植物】←で解説中。主に「胞子」でなかまをふやします。
■種子植物
種子でふえる植物。
(中学生になったら”たね”とは言わないようにしよう)
多くのものは花を咲かせる。
2.種子植物の分類
種子植物を2つに分類する
種子植物は被子植物と裸子植物に分けられます。
・裸子植物・・・胚珠がむき出しである植物。
例)マツ・スギ・イチョウ・ソテツ・ヒノキ
≪覚え方≫
水素ヒマ
す(スギ)・い(イチョウ)・そ(ソテツ)・ひ(ヒノキ)・ま(マツ)
・被子植物・・・胚珠が子房に包まれている植物。
(被・裸の部首はともに”ころもへん”!)
ちがいは「子房があるかないか」です。
その他にもあざやかな花を咲かせるかどうか、というちがいがあるとも言えます。
(裸子植物の花には花弁が見られないが、被子植物の花には花弁が見られるものが多いです。)
※→【花のつくり】←で詳しいつくりを説明しています。
※裸子植物→被子植物の順に地球上に現れたといわれています。
「胚珠がむき出しでキズがつきやすかった」→「胚珠を守る子房ができた」
という進化を遂げた可能性があるわけですね。
被子植物を2つに分類する
被子植物はさらに単子葉類と双子葉類に分けられます。
・単子葉類・・・子葉が1枚である植物。
例)イネ・ユリ・チューリップ・トウモロコシ・ツユクサ・カナダモ
≪覚え方≫
いつもユーチューブとか
い(イネ)・つ(ツユクサ)・も・ユー(ユリ)・チュー(チューリップ)・と(トウモロコシ)・か(カナダモ)
・双子葉類・・・子葉が2枚である植物。
ちがいは子葉が1枚か、2枚か、という点です。
※→【根・茎・葉のつくり】←で詳しく説明しています。
※双子葉類→単子葉類の順に地球上に現れたと言われています。
双子葉類を2つに分類する
双子葉類はさらに離弁花類と合弁花類に分けられます。
・離弁花類・・・花弁(花びら)が離れている植物。
例)アブラナ・エンドウ・サクラ・ホウセンカ
≪覚え方≫
危ない遠藤さくらさん
あぶ(アブラナ)・ない・遠藤(エンドウ)・さくら(サクラ)・さん
・合弁花類・・・花弁(花びら)がくっついている植物。
例)アサガオ・ツツジ・タンポポ
≪覚え方≫
朝に包んだタンポポ
朝(アサガオ)・に・つつ(ツツジ)・んだ・タンポポ
ちがいは花弁が離れているか、くっついているか、という点です。
※合弁花類→離弁花類の順に地球上に現れたと言われています。
まとめ
まとめると次の図のようになります。
2.*有胚乳種子と無胚乳種子
■胚
種子の中にあり、発芽したのちに植物のからだとなる部分。
胚の一部が子葉となる。
■胚乳
種子の中にあり、発芽のときに必要な養分がたくわえてある部分。
■有胚乳種子
胚乳が大部分を占めている種子。
例)カキ・イネ・トウモロコシ・ゴマ
■無胚乳種子
胚乳の部分が退化している。
その代わりに子葉が種子の大部分を占めていて、発芽の際の栄養分も子葉にたくわえられている。
例)マメ科の植物(ダイズなど)・クリ・アサガオ・アブラナ
*この項目は問われることは少ないです。必要に応じて覚えましょう。
こちらもどうぞ
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よければどうぞ。
コメント(承認された場合のみ表示されます)
被子植物や裸子植物など花のことがよくわかりました。
高村様
返信が遅れて申し訳ありません。
そしてコメントありがとうございます。
少しでもお役に立てたのならよかったです。
またいつでもご利用ください。