中3自然と人間【放射線とその性質】

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1.放射線

■放射線
高速の粒子の流れ。または一部の電磁波などをまとめて放射線という。

■主な放射線
α(アルファ)線
ヘリウムの原子核の流れ。+の電気を帯びている。

・β(ベータ)線
電子の流れ。-の電気を帯びている。

・中性子線
中性子の流れ。電気を帯びていない。

・γ(ガンマ)線
電磁波の一種。電気を帯びていない。

・X線
電磁波の一種。電気を帯びていない。

■放射性物質
放射線を出す物質。

■放射能
放射性物質が放射線を出すことができる能力のこと。
単位は[Bq(ベクレル)]
(正確には物体中で1秒あたりに原子核が壊変する数のこと。)
※放射線は放射性物質から出るもの、放射能はどれだけ放射線を出せるかということ。ごっちゃにならないようにしましょう。

放射性物質の原子核は不安定で、別の原子核に変わっていきます。
これを壊変(崩壊)といい、この際に放射線が出ます。

1秒あたりにどれだけ原子核が壊変する数を[Bq]という単位で表し、放射能といいます。

放射性物質には
ウラン・・・・・・・地下に存在する
・放射性カリウム・・・動植物に存在する
ラドン・・・・・・・・空気中に存在する
などがあります。
これらは自然界に存在するので自然放射線といいます。
一方で人工の核燃料から出る場合もあります。

2.放射線の性質と利用

■放射線の性質
・目には見えない。
・物質を通り抜ける。(透過性)
・物質を電離させイオン化する。そのため生物のDNAを損傷させてしまう。

自然放射線は、自然界での量は少ないので被害はありません。
しかし人口の核燃料や核廃棄物から出る放射線は量が多く、危険なので、取り扱いは厳重にしなければなりません。

■放射線の利用
・レントゲン検査やCT、PETといった検査。(透過性を利用)
・農作物の発芽の抑制や殺菌、品種改良。(物質をイオン化する性質を利用)

■放射線の人体への影響
人工の放射線であれ、自然放射線であれ、短期間に多量に受けてしまうと人間は死んでしまいます。
受けた放射線量の人体に対する影響を表す単位が[Sv(シーベルト)]です。

■半減期
放射能は時間とともに減少します。
放射能が残っていた量の半分にまで減る時間を半減期といいます。
半減期は放射性物質により異なります。

見ての通り、放射能と半減期は反比例します。
式で表すと

放射能×半減期=一定

ということになります。

半減期の数字まで覚える必要はありません。
意味だけをしっかり押さえておきましょう。


POINT!!

・放射線とは、高速の粒子の流れ。
(例)電気を帯びているもの→α線・β線 帯びていないもの→γ線・中性子線・X線

・放射能とは、放射性物質が放射線を出す能力のこと。単位はBq(ベクレル)。

・放射線は目に見えない。物質を通り抜ける。物質を電離させる。

・放射線が人体に与える影響を「Sv(シーベルト)」という単位を用いて表す。

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