このページでは「原子とは何か?」「分子とは何か?」「覚えるべき元素記号や化学式は何か?」を紹介しています。
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1.原子
物質を構成する最小の粒子。
すべての物質は原子が集まってできている、と言える。
原子は、以下のような構造をしています。
・電子・・・・・-の電気を帯びた粒。
・原子核・・・・陽子(+の電気を帯びた粒)と中性子(+でも-でもない粒)からなる。
・陽子と電子の数は等しい。これを「電気的に中性」という。
イギリスの学者ドルトンさんが「原子というものが存在しますよ」と提唱した説のこと。
主な内容は以下のようになっています。
・物質はすべて原子という粒子が集まってできている。
・原子は種類によって固有の大きさ、質量をもつ。
・化学変化の前後で、原子はなくなったり、新しくできたり、別の種類のものに変わることはない。
※3つ目が大事!
原子をアルファベット1文字または2文字で表したもの。
必ず先頭は大文字。
■周期表
原子をその性質に沿って表に並べたもの。
メンデレーエフさんがそのもとをつくった。
以下に周期表を掲載しておきます。
※赤字で書いている原子はその記号を書けるようにしておこう。
※原子番号1番~20番までは順番も覚えておこう。
※ちなみに陽子の数の順番=原子番号としてその番号順に並んでいます。
2.分子
性質を示す最小の粒子。原子が集まってできている。
アボガドロさんが提唱した。
ショートケーキは砂糖や生クリーム、小麦などからできています。
砂糖や小麦を見て「これはショートケーキだ!」って言いませんよね。
砂糖や小麦や生クリームなどが集まってはじめて「ショートケーキ」としての性質を持つわけです。
「ショートケーキ=分子」として考えると「砂糖や小麦=原子」です。
原子は材料にしかすぎず、それ単独では性質を示しません。
原子が集まってはじめて性質を持ちます。
その集まりを分子と呼びます。
※なかには原子単独で性質を示すものもあります。
物質を元素記号と数字を用いて表したもの。
化学式の意味を必ず理解しましょう。
例えば H2O は水の化学式です。
ここで小さい数字「2」がついていることに注目。
小さな数字は直前の原子が何個あるかを表しています。ただし「1」は省略してあります。
つまりH2Oは本当は「H2O1」ということで
・H原子(水素原子)が2個
・O原子(酸素原子)が1個
集まってできているということです。
Na2CO3 の場合では・・・(炭酸ナトリウムという物質の化学式)
「1」が省略されていることを考えると「Na2C1O3」となります。
小さな数字は直前の原子の個数を表しますから
・Na(ナトリウム)原子が2個
・C(炭素)原子が1個
・O(酸素)原子が3個
集まってできているということです。
覚えるべき化学式
以下は必ず暗記!
POINT!!
・元素記号と化学式を暗記しよう。
・原子は化学変化の前後で新しくできたり、なくなったり、種類が変わったりしない。
・化学式の”小さな数字”は「直前に書いてある原子の数」を意味する。
・化学式では”小さな数字”の1は省略されている。
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コメント(承認された場合のみ表示されます)
とても分かりやすくて勉強に役立ちました。ありがとうございます😊
ありがとうございます。
勉強頑張ってくださいね。
これで東大受かりそうです
a様
コメントありがとうございます。
お役に立てれば幸いです。
東大は大変だと思いますが頑張ってください。
タンパク質と原子との関係がよくわかりません。
タンパク質は、原子からできている、という理解でよろしいのでしょうか。
土屋様
コメントありがとうございます。
たんぱく質は炭素原子や水素原子、窒素原子などが集まってできている物質ですので、おっしゃる通りです。
[…] ※原子核や電子、中性子については→【原子と分子】←を参考に。 […]
勉強に活かせそうです。
中山様
返信が遅れて申し訳ありません。
そしてコメントありがとうございます。
お役に立てているなら幸いです。
勉強頑張ってくださいね。