中3自然と人間【災害とその対策】

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1.地震

→【地震の起こり方とゆれ】←でも説明しています。

 

■海溝型地震(プレート海溝型地震)

海洋プレート大陸プレートの下に沈み込み、同時に大陸プレートが引きずり込まれる。(↓の図)

そのひずみに耐え切れず、大陸プレートがはね上がることによって起こる地震。
津波による被害が大きい。

 

日本付近には北アメリカプレート・太平洋プレート・ユーラシアプレート・フィリピン海プレートがある。(↓の図)

 

■内陸型地震(直下型地震)

海溝型地震の影響でプレート内部に断層が生じることがある。

今後もずれが大きくなる可能性がある断層を活断層といい、この活断層のずれで起こる地震のこと。

 

■地震に伴う被害

津波・・・海底の地形の変化にともない、海水が急激に持ち上がること。

液状化現象・・・地震などの振動により地盤がやわらかく液体状になる現象。

・建物の倒壊

・火災

 

■近年の日本における地震

2016年・・・熊本地震。震度7・マグニチュード7.3。

2011年・・・東北大震災。国内観測史上最大の地震。震度7・マグニチュード9.0。

2004年・・・新潟県中越地震。震度7・マグニチュード6.8。

1995年・・・阪神淡路大震災。震度7・マグニチュード7.3。

 

■トラフ

海溝よりも浅い海底盆地のこと。

日本付近にも南海トラフ・駿河トラフ・相模トラフなどがあり、このトラフが原因となる大地震が警戒されている。

 

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2.台風

→【日本の四季の天気】←でも説明しています。

 

■台風

熱帯地方で発生した熱帯低気圧のうち、風速が約17m/s以上に発達したもの。

等圧線はほぼ同心円状で間隔が非常にせまく、風が非常に強い。

前線はともなわないが、はげしい雨をもたらす。

 

■台風に伴う被害

高潮・・・発達した低気圧の影響で海水面が上昇する現象。

・豪雨&洪水

・土砂崩れ

 

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3.火山活動

→【火山と火成岩】←でも説明しています。

 

■溶岩流

火山の噴火によって、地下のマグマが液体の溶岩として地表に流れる現象。

マグマの粘り気が低いキラウェア火山(ハワイ)や三原山(東京・伊豆大島)で見られた。

※いわゆる楯状火山、またはそれに近い火山。

 

■火砕流

火山灰や溶岩、火山ガスがまとまって斜面を高速で流れ落ちる現象。

雲仙普賢岳(長崎)や三宅島(東京)で見られた。

 

■降灰

火山活動によって火山灰が地上に降ってくる現象。

桜島(鹿児島)や浅間山(長野・群馬の県境)などで見られる。

 

■近年、日本で見られた火山活動

三宅島(伊豆諸島)・・・・・2000年に水蒸気爆発による噴火。

浅間山(長野・群馬)・・・・2004年に爆発的噴火。江戸時代にも大噴火を起こしたことがある。

新燃岳(鹿児島・宮崎)・・・2011年に爆発的噴火。現在まで火山活動が続いている。

桜島(鹿児島)・・・・・・・2013年に噴火。

御嶽山(長野・岐阜)・・・・2014年に水蒸気爆発による噴火。

 

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3.その他

■集中豪雨

梅雨の終わりごろに、梅雨前線に南からの暖かい湿った空気が入り込むことによって局地的にはげしい雨が降る現象。

 

■土石流

土砂が雨水などと混ざり合って、河川・渓流などを流れ落ちる現象。

集中豪雨が主な原因となって引き起こされる。

 

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4.災害による被害を軽減するために

■ハザードマップ

自然災害の被害を予測・予想し、その被害範囲や避難経路などを地図に表したもの。

 

■緊急地震速報

P波(初期微動)を感知してすぐ、S波(主要動)の到着を予想・計算して速報を出す。

速報が出てからS波が着くまでわずかな時間(数秒~数十秒)しかないが、机の下に隠れたり、ドアを開けたり、少しでも心構えをする。

 

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