このページは2020年2月の理科の時事問題に出題されそうな出来事を掲載しています。
覚えておくべき用語は●○●○●のように黄色の下線を引いています。
間違いなどあればお問い合わせまで教えてください。
2020年2月の理科時事問題
地球の第2の月?
2月27日、地球を中心に公転する直径数メートルの小さな物体の画像を捉えたと、アメリカ・ハワイ島のジェミニ天文台が発表。
観測チームは岩石でできた「小さな月」の可能性があるとする一方、宇宙ごみなどの人工物かもしれず「特定にはさらにデータが必要」とのこと。
地球からは徐々に遠ざかっており、4月には地球の軌道から離れる見通しという。
新型コロナウイルスが猛威
※2020年3月6日時点の情報です。
これまでに、人に感染する「コロナウイルス」は、7種類見つかっており、その中の一つが、昨年12月以降に問題となっている、いわゆる「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」です。 このうち、4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占め、多くは軽症です。残りの2種類のウイルスは、2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」です。 コロナウイルスはあらゆる動物に感染しますが、種類の違う他の動物に感染することは稀です。また、アルコール消毒(70%)などで感染力を失うことが知られています。
以上は厚生労働省のページからそのまま引用。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
※新型コロナウイルスについては不確定な情報も多いため、こちらでは厚生労働省のページに記載されている内容の一部しか掲載しません。また、時々刻々と情報が更新される可能性もあります。最新情報については各自の責任で確認をお願いいたします。
台風に43年ぶりに名前が付けられる
2月19日、気象庁は大きな被害をもたらした2019年の2つの台風に名前を付けた。
2019年9月の台風15号・・・「令和元年房総半島台風」と命名。
2019年10月の台風19号・・・「令和元年東日本台風」と命名。
参考リンク→https://chuugakurika.com/2019/10/22/post-4376/#toc6
気象庁は大きな被害をもたらした気象現象や地震、噴火について、教訓を後世に伝える目的で名前を決めている。
今回の命名は、1977年の「沖永良部台風」以来で43年ぶり。
太陽観測衛星の打ち上げに成功
2月10日、ESA(欧州宇宙機関)とNASA(アメリカ航空宇宙局)による太陽観測衛星「ソーラー・オービター」が打ち上げに成功。
ソーラー・オービターは10種類の観測装置を搭載。
2021年11月まではソーラー・オービターは周囲の情報を測定しつつ、太陽に接近。
その後、ソーラー・オービターは金星の重力を利用してその軌道を変えていき、地球やその他の惑星の公転面から離れて、太陽の北極・南極付近を観測できる位置まで移動する。
シグナス補給船がISSに到着
2月18日、シグナス補給船が国際宇宙ステーション(ISS)へと到着。
シグナス補給船は2月15日にアンタレスロケットによって、NASAのヴァージニア州の施設から打ち上げられた。
補給船の内部には、宇宙飛行士のための科学実験機器、そして補給物資約3.4tを載せている。
ベテルギウスが増光に転じる?
オリオン座をつくる星の1つであるベテルギウス。
巨大な恒星「ベテルギウス」は2019年秋ごろから暗くなり続けている。
※恒星・・・自ら光輝く星のこと。
ベテルギウスは、いずれ超新星爆発を起こすだろうとみられている。
※超新星爆発・・・恒星が、その一生を終えるときに起こす大規模な爆発現象。
ただ、研究者の多くは、現在観測されているベテルギウスの減光(暗くなること)が超新星爆発に直接結びつく可能性は低いと考えている模様。
もともとベテルギウスは明るさが変化する脈動変光星として知られており、複数のパターンに従って増光と減光を繰り返してきた(明るくなったり、暗くなったり)。
2020年の2月21日頃からはベテルギウスが増光に転じると予想されている。
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