2021年3月の理科時事問題

 

このページは2021年3月の理科の時事問題に出題されそうな出来事(理科的ニュース)を掲載しています。

間違いなどあればお問い合わせまで教えていただけると助かります。

 

スポンサーリンク

2021年3月の理科時事問題

「翼」持つ古代のサメ 白亜紀の地層から化石発見

翼のような胸びれを持つ変わったサメの化石が見つかったとフランスなどの研究チームが論文を発表。

場所はメキシコ。

化石は2012年、約9300万年前の白亜紀の地層から、別の小魚の化石と一緒に発見された。

全身の形が残っており、全長は166cm。

細長い胸びれが特徴的で、両方の胸びれを広げた長さは約190cmあったとみられる。頭部には幅が広い口があった。

翼を持ち水中を飛ぶような化石の見た目から、ラテン語で「ワシ」を意味する「アクィラ」などをもとに「アクイロラムナ・ミラルカエ」という学名がつけられた。

 

世界中にいるのに・・・20年以上謎の生き物、正体は?

DNAはわかっていたが、その持ち主が20年以上不明だった生物の正体を、京都大学などのチームが明らかにした。

その正体は、体長数十マイクロメートルの単細胞の藻類。

大分県沿岸でくみ上げられた海水から見つかった。

これまで、DNAの一部が海水から見つかっていたが、正体が不明だった。

大分県沿岸の海水中にいた生物を培養して調べていたところ、見慣れないオタマジャクシのような形をした藻類がいた。

その遺伝情報は謎のDNAと近かった。

また、見つかった藻類が光合成をする重要なグループである「ハプト藻類」の中の知られざる分類群ということや、この仲間が大西洋・太平洋・インド洋などに広く、大量に分布していることもわかった。

チームはこの藻類の仲間を「ラピ藻」と名付けた。

 

神戸に外来バッタ、女子高生が発見

神戸市立六甲アイランド高校の自然科学研究部の生徒が、神戸港内にある地元の人工島・六甲アイランドで国内未確認のバッタを発見した。

アジアに分布する外来種といい、神戸港に持ち込まれた海外からの貨物コンテナに紛れて上陸した可能性がある。

パキスタンや中国、台湾などに広く生息しているが、国内では確認されていなかった。

海外ではイネやサトウキビなどを食い荒らす農作物の被害も報告され、インドでは綿を食い荒らすイナゴとして知られている。

 

宮城で震度5強 沿岸部に津波注意報

3月20日午後6時9分ごろ、宮城県で、最大震度5強を観測する地震が発生した。

震源は宮城県沖で、震源の深さは約60km。

地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.2。

宮城県の沿岸部では、津波注意報も発表された。

 

はやぶさ2、太陽に最接近

3月19日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、探査機「はやぶさ2」についてこれまでの進路で最も太陽に近い場所を通過し、順調に飛行を続けていると発表。

はやぶさ2は3月13日に、太陽と約1億2000万kmの距離まで最接近。

機体は温度が上昇したが、太陽に対する角度を工夫するなど慎重な制御を行った結果、問題は生じず、状態は良好という。

小惑星「1998KY26」には令和13年7月に到着する予定。

はやぶさ2は小惑星リュウグウで石や砂などを採取。その後は新たな小惑星へ向かう計画へと移行している。

 

スパコン富岳が本格稼働 理研が式典開催

3月9日、理化学研究所は、新たなスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」を本格稼働させ、設置した計算科学研究センター(神戸市)で記念式典を開催。

来年度の予定だったが、新型コロナウイルス関連の研究に活用するため前倒しした。

理研は新型コロナの感染拡大対策のため、2020年4月から一部の機能を使って富岳を稼働。

今後は毎秒44京2010兆回の計算能力を気象や人工知能などの分野でも利用する。

富岳は2020年6月には計算速度ランキング「TOP500」など4部門で世界一となり、11月には2期連続で首位になった。

コメント(承認された場合のみ表示されます)

タイトルとURLをコピーしました