中2化学【酸化と燃焼】

化合について・・・→【化合】←
分解について・・・→【分解】←
還元について・・・→【還元】←
化学変化の計算については
→【質量保存の法則】← または →【定比例の法則(酸化)】← または →【気体の発生に関する計算】←
化学反応式について・・・→【化学反応式】←
で解説しています。

スポンサーリンク

1.酸化

■酸化
物質が酸素と化合すること。

■酸化物
酸素が化合してできた物質。

■燃焼
熱や光をともなうはげしい酸化。

(例)銅の酸化

(反応の様子) 銅 + 酸素 → 酸化銅

銅(赤色または赤褐色)の粉末をステンレス皿に入れて加熱すると、やがて黒ずんでいき酸化銅(黒色)が生じます。

これは空気中の酸素が銅と結びついた(=酸化)ためです。

三脚三角架の2つの実験器具の名称を覚えましょう。

・銅と酸化銅ではまったく性質が異なります。

例) 銅には光沢がある。 ←→ 酸化銅にはない。

例) 銅は電気を通す。  ←→ 酸化銅は電気を通さない。

※銅と酸化銅のどちらも塩酸とは反応しません。注意。

・この実験のとき、ステンレス皿の銅の粉末をよくかき混ぜながら加熱します。

⇒ すべての銅が酸素とふれるようにし、完全に酸化させるためです。

(例2)マグネシウムの燃焼酸化

(反応の様子) マグネシウム + 酸素 → 酸化マグネシウム

マグネシウムの金属をガスバーナーで加熱すると明るい光を出しながら酸化していきます。
(酸化マグネシウムの生成)

このように熱や光をともなう酸化を燃焼といいます。

※銅の場合は熱や光をともなわないので「燃焼」とは呼びません。

・酸化物の多くは黒っぽい色ですが、酸化マグネシウムは白色です。例外的なのでよく出題されます。

・マグネシウムと酸化マグネシウムではまったく性質が異なります。
⇒  マグネシウムは塩酸と反応して水素が発生。 ←→ 酸化マグネシウムは塩酸と反応しない。

(例3)スチールウールの燃焼酸化

(反応の様子) 鉄 + 酸素 → 酸化鉄

鉄を細い線状にしたものをスチールウールといいます。

スチールウールをガスバーナーで加熱すると熱や光を出しながら酸化して酸化鉄になります。

つまり酸化の中でもとくに燃焼が起こっています。

スチールウール=鉄ということを覚えておきましょう。

・鉄と酸化鉄ではまったく性質が異なります。

例) 鉄は塩酸と反応して水素が発生 ←→ 酸化鉄は塩酸と反応しない

例) 鉄は電気を通す        ←→ 酸化鉄は電気を通さない。

例) 鉄は磁石に引き寄せられる。  ←→ 酸化鉄は引き寄せられない。

※金属がすべて磁石に引き寄せられるわけではありません。

※磁石に引き寄せられる金属は鉄・ニッケル・コバルトくらいです。

(例4)炭素の完全燃焼

(反応の様子) 炭素 + 酸素 → 二酸化炭素

木や木炭には炭素が含まれています。

加熱すると熱や光を出しながら酸化し、二酸化炭素になります。

(例5)*炭素の不完全燃焼

(反応の様子) 炭素+酸素→一酸化炭素

酸素が不足気味の状態での燃焼を「不完全燃焼」といいます。

炭素が不完全燃焼すると二酸化炭素ではなく、一酸化炭素になります。

・一酸化炭素は有毒な気体です。

※一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結びつきやすく、酸素の運搬をさまたげるためです。

(例6)水素の燃焼

(反応の様子) 水素 + 酸素 → 水

水素はマッチの火を近づけると音を立てて燃えましたね。

これは水素と酸素が結びつく、という反応です。

つまり水素の燃焼です。

・水は塩化コバルト紙の色を青色から赤色に変化させます。

(例7)有機物の燃焼

(反応の様子) 有機物 + 酸素 → 二酸化炭素 + 水

有機物は炭素原子を含む物質のことで、多くが水素原子も含みます。

そのため酸化(燃焼)させると、二酸化炭素と水が発生します。

有機物の例としては以下のようなものがあります。

天然ガス :メタン・エタン・プロパン

アルコール:メタノール・エタノール

糖類   :デンプン・ブドウ糖・砂糖

その他  :石油・石炭・ロウ・プラスチック

どれも燃焼すると水と二酸化炭素が生じます。

→【有機物と無機物】←を参考に。

POINT!!

・酸化とは酸素と結びつくこと。

・燃焼とは熱や光をともなう酸化のこと。

・モノが燃える=モノが酸化されている、ということです。

・「何と何が反応して何が生じるのか?」をしっかり覚えること。

トップへ戻る